「ココファーム・ワイナリー」は栃木県足利市にあるワイナリーで、1984年からワイン作りを行っています。

1950年代に、当時の中学生たちが担任教師と一緒に開墾したブドウ畑は、平均斜度38度の急斜面にあります。当時は平らな土地に農地を得ることができず、山奥の急斜面を開墾し、ブドウ畑を作るしかなかったという背景があります。

2007年から100%日本の葡萄からワインをつくり、自家畑では化学肥料や除草剤は一切使わず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌を中心に使い「こんなワインになりたい」というブドウの声に耳を澄ませ、その持ち味が生かされています。

ココ・ファームのワインの品質は、日本ワインの父「ブルース・ガットラヴ」氏が携わる事で格段に向上しました。そして2000年に行われた「九州・沖縄サミット」の晩餐会に、ココ・ファームのワインが採用された事でワイナリーのブランド力が飛躍し、今では国際線ファーストクラスに採用されるなど日本を代表するワイナリーへ成長しています。

SDGsの取り組み

今回はココファーム・ワイナリーの商品の中から2点を目玉ワインとして提供いたします。

陽はまた昇る

【味の特徴】
辛口のフルボディの赤ワイン、ダークチェリーやカシスなどのベリー系の香りを主体に、黒コショウやタバコの葉などのスモーキーなフレーバーが特徴的です。味わいは比較的やわらかく、タンニンと酸味のバランスが良く余韻が残ります。

【ブドウの品種】

タンニンの語源となっているブドウの品種「タナ」を使ったワインです。元はフランス南西部の固有品種で、特徴は強い渋みと、他のブドウに比べポリフェノールが豊富に含まれています。

産地：山形県上山市、長野県高山村

【料理との相性】

スモーキーな香りが特に燻製料理と会います。

月を待つ

【味の特徴】

やや甘口の白ワイン、豊かな果実味で凛とした酸を持つきれいな味わいの白ワインです。

【ブドウの品種】

黒ブドウのトロリンガーと、白ブドウのリースリングを交配して作られた品種「ケルナー」を使ったワインです。マスカット系の香りに、リンゴやグレープフルーツなどがほのかに香ります。穏やかな酸とフレッシュな果実味が溢れます。

産地：北海道余市市

【料理との相性】