シャンパーニュとスパークリングワインの違い!知って得するうんちくをお伝え!

シャンパーニュ1

ワイン好きの多く、とくに女性に泡すきの方が多い傾向にあります。

ワインが好きという女性に、“シャンパンは好きか”と聞けば十中八九、“大好き”と答えてくれることでしょう。

さて、そんな泡好きの女性たちと会話する際、ちょっとしたうんちくが伝えられたらライバルと差をつけられるかもしれません。

本記事では、泡好きの方におすすめのうんちく、シャンパーニュと一般的なスパークリングワインの違いについてお伝えします。

シャンパーニュ2

うんちくレベル1

シャンパーニュとスパークリングワインの違いは、ワイン好きであれば誰もが知っている話かもしれません。

しかし、しっかりと勉強しないと理解できない部分もあるため、初心者の方に優しく教えたいレベル1のうんちくがあります。

まず、シャンパンとシャンパーニュの違いですが、単に英語読みかフランス語かの違いです。

ただし、正式には原産地呼称であるシャンパーニュの地名となるため、シャンパーニュと伝えていた方が通な印象でしょう。

また、シャンパーニュは法律で定められているワイン法に則して、その地域でつくられているスパークリングワインだけの呼称です。

一般的なスパークリングワインとは別のカテゴリとなっているため、特別な存在となっています。(つまり、ほかの産地でシャンパーニュと名をつけたスパークリングワインは販売できない)

シャンパーニュ3

うんちくレベル2

シャンパーニュとスパークリングワインの違いとして、瓶内二次発酵製法か否かといった部分が語られます。

ただし、瓶内二次発酵製法自体はシャンパーニュ地方のみならず、スパークリングワインを生産する産地で用いられているため、瓶内二次発酵製法=シャンパーニュの専売特許といったわけではありません。

ただし、瓶内二次発酵製法は伝統的な製法としてシャンパーニュ地方で誕生したものであることから、シャンパン方式と呼ばれる製法であることは覚えておきましょう。

さて、そう伝えられると瓶内二次発酵製法はそこまで特別な製法と思われないかもしれませんが、じつはシャンパーニュ地方でつくられるものは厳しい基準の上で製造されており、かなり特別です。

ヴィンテージが入ってないものは最低熟成が9ヶ月で、ヴィンテージが入っているものは最低3年とされています。

3年間、樽で熟成せるということはその期間そのワイン分の収入はメゾンには入ってきません。

さらにこだわりのシャンパーニュに限っては、5年以上の長期熟成を経るため、超高級ワインとして販売されるのです。

炭酸ガス注入のスパークリングワインは熟成年数が1年に満たない、またはブレンドした濃縮果汁に炭酸を入れるだけといったものもあり、格が違うと考えると良いのではないでしょうか。

シャンパーニュ4

うんちくレベル3

ワインにやや詳しい女性の方にうんちくを語る際、初歩的知識では満足しないかもしれません。では、彼女たちが納得できるうんちくとはどんなものなのでしょうか。

まず、シャンパーニュに使用されているブドウはシャルドネとムニエ、ピノ・ノワールですが、特別な畑で収穫されたグラン・クリュ、プルミエ・クリュが存在します。

グラン・クリュは特級、プルミエ・クリュは1級のことで超高級なぶどうを使用していることになり、ワインも一級品です。

また、ピノ・ノワールのみ、つまり黒ブドウのみからつくられているシャンパーニュは、ブラン・ド・ノワールと呼ばれるもので力強く骨格の強い仕上がりです。

同じシャンパーニュの中でも、使用されているブドウのランクや熟成年数、どんなスタイルかによって味わいに大きな違いが出てきます。

また、プロ向けの内容ですが、シャンパーニュの泡には芳香成分が含まれており、ワイン自体には含まれていない特別な香りを持つことが研究でわかっているようです。

つまり、ワイン自体の風味以上に、泡からも特別な味わいを楽しめているから美味しくなります。

一般的なスパークリングワインより、シャンパーニュが特別な理由は、こんな細かい部分にあるのです。

ぜひ、うんちくとして仕入れておくとよいでしょう。