ワインづくりは今や都会でも!都会のワイン産地とは?

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ワイン産地と聞くと、多くの方は自然豊かな広大な田舎の風景を思い浮かべることでしょう。

事実、ワイン産地の多くは丘陵地帯であり、その多くが田舎です。

一方、ワイン生産国の主要都市のような賑やかな国際都市は、ワインをつくるというよりは、ワインを消費する主要な場所といったイメージを持つ方がほとんどなのではないでしょうか。

しかし、今は主要都市でもワインがつくられています。

都市ワインの魅力をあらためてお伝えしましょう。

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じつはローマはワイン産地

イタリアは、ワイン大国として知られている世界的産地です。

ピエモンテ州やトスカーナ州、シチリア州など、自然豊かな場所でつくられるワインは、日本でも大変人気が高いことで知られています。

さて、そんなイタリアきっての観光地といえばローマです。

イタリアの首都であるローマは、政治や文化、さらに古代遺跡など世界的に重要な国際都市として知られています。

そのため、ワインは消費する文化が栄えていると考えるのが一般的ですが、じつはワインづくりにおいて古い歴史を持っている産地であることでも知られています。

古代ローマ時代に歴史は遡り、ローマ市中からは法律によってブドウ畑が遠くなったものの、ローマD0Cとしてラツィオ州らしい高品質なワイン産地となっているのが特徴です。

ローマのワインなど、プレゼントに選ぶと大変おしゃれなのではないでしょうか。

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パリでもワインがつくられていた

イタリアと並び、世界随一のワイン産地といえばフランスでしょう。ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュなどは世界最高峰のワイン産地として知られており、世界中のワイン初心者から愛好家まで、ワインを愛する全ての人たちに愛され続けられています。

一方、上記産地は基本的にブドウ畑が広がる田舎であり、その主要都市はあるもののそこでワインが製造されているわけではありません。

ましてや、パリのような首都でワインが消費されるのではなく、製造されているなど想像がつかないといった人がほとんどでしょう。

事実、古い法律でパリの近くでブドウ畑を所有してはならないといった法律があったほどです。

しかし、今パリ産のワインがあることをご存知でしょうか。

「ワイナリー・パリジエンヌ」のプロジェクトで、パリの隣町モントルイユにて醸造を行うパリのワイナリーとして人気を博しています。

ヴェルサイユ平野に葡萄畑を入手し、そのブドウからワインを醸造したというのですから、パリでワインがつくられている驚きの展開となっているそうです。

まさに都市型のワイナリーですが、れっきとしたフランス産ワインであり、ブドウもフランス生まれ。

これもまた、プレゼントのネタに使用できそうなユニークな内容ではないでしょうか。

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新しいワイン産地の広がり

日本は数量は多くないものの、各地でワインを製造するワイン産地としての動きが活発化しています。

事実、有名なワイン産地はのどかな自然豊かな風景が広がる場所であるものの、近年東京都内にワイナリーが数カ所登場するなど、主要都市でワインがつくられている代表的な国といってもいいかもしれません。

また、東京23区外は自然豊かな場所も多く、実際にブドウ畑を所有し、その近くで醸している純東京産ワインも珍しくなくなってきています。

新しいワインを探したいと思った時、案外こういった主要都市で面白いワインと出会える可能性があるでしょう。

ぜひ、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。