エスニック料理はロゼが良い?じつは甘口赤ワインがおすすめ!

エスニック料理に合う、そんなワインを探している方もいるかもしれません。
エスニック料理に合うワインはさまざまなケースが考えられますが、近年は辛口のロゼワインを推す傾向にあるようです。
辛口のロゼワイン、甘口のロゼワイン問わず爽やかで果実味たっぷり、良い意味で主張してこないため、香辛料をしっかりと使った独特の味わいとも合わせやすいメリットがあります。
一方、そこまで難しく考えなくても良いといった意見もあり、気軽に合わせるなら何が良いか悩んでいる方もいるようです。
ここでは、エスニック料理とワインの相性について考えます。

エスニック料理は繊細な味わいのお酒が良い
エスニック料理を楽しむ際、多くの方はビールを選んでいるかもしれません。
エスニック系の料理を提供する飲食店を訪れた際、大抵はビールが用意されていますし、ワインも用意されているものの多くの方はビールと合わせているようです。
ただしそのビールにも特徴があり、ベトナムのビールのように香りや味わいが強くないさっぱりとした清涼感のある味わいが選ばれます。
エスニック料理は辛さと甘さが複雑に絡み合う上に、ハーブやスパイスの香りが強烈です。
複雑なワインと合わせると香りがぶつかり、さらに辛味が際立つなど相性が難しくなってしまいます。
それが、エスニック料理とワインのイメージがない要因になっているのではないでしょうか。

ロゼワインは合うがわざわざチョイスすべきか?
ロゼワインは、香りがフルーティーかつ果実味、シャープな酸、場合によってはほど良いタンニンを感じさせるワインです。
そのため、複雑な味わいのエスニック料理とは相性がそこまで良くないと思われがちですが、冒頭でお伝えしているように相性抜群だと言われています。
その理由としては、一般的な辛口の赤ワインや白ワインよりも香りの要素や複雑性がそこまでなく、どちらかと言うとほのなか甘さが際立つ繊細なお酒だからでしょう。
エスニック料理の味わいを引き立てるというよりは、洗い流すといったかたちで、後味をさっぱりとしてくれるところが魅力です。
そのため、エスニック料理とロゼワインを推す飲食店も増えているようですが、わざわざロゼワインをチョイスしなければならないかといえば、そうでもありません。
上記でお伝えしているようにビールとの相性が良いですし、辛く香りと風味がたっぷりな要素をキリッとした炭酸で洗い流してくれる、そんな清涼感を求めている人が多いはずです。わ
ざわざロゼをチョイスする、その必要性があまりないと考えても言い過ぎではありません。

じつは甘口赤ワイン
エスニック料理にワインを合わせる際、じつは甘口の赤ワインが選ばれています。
インド系料理もそうですが、ラッシーなど甘くとろける要素を持つドリンクが辛味と相性抜群です。
日本も高品質な辛口赤ワインや辛口白ワインを輸出していますが、じつは意外にラブルスカ種を使用した甘口系の赤ワインなど、こういったワインが世界へと輸出されていることで知られています。
エスニック系の料理の味わいをより引き立てる場合も少し甘めの味わいのドリンクがおすすめで、果実の甘さとボリューム感のあるアルコール、後味もまったりとしているため満足度が高まるのです。
ビールとは違うペアリングで、さっぱりというよりは贅沢な気持ちで食事を楽しめます。
エスニック料理とロゼワインも良いですが、甘口の赤ワインもチョイスしてみてください。

