ワイン選びに迷ったらこれ!イタリアのロゼワインがコスパ抜群!
人気沸騰中のロゼワイン。
フランスが世界の4割近くのロゼワインを生産していますが、じつはイタリアも魅力的なロゼワインを生産しています。
ロゼワインというと甘口か辛口といった程度で分けている方も多いかもしれませんが、じつはイタリアでは選ぶ種類が豊富に取り揃えられており、ロゼワインの真価を存分に楽しむことができます。
ここでは、イタリアのロゼワインが魅力的な理由をお伝えしていきましょう。
イタリアのロゼワインは色が分かれている
ロゼワインと聞くと多くの方はピンク色のワインを想像するでしょう。
事実、ロゼワインの色合いはサーモンピンク色が主流であり、ある意味で赤ワインと白ワインの中間といった存在感です。
しかし、ご存知のようにロゼワインにはさまざまな色が存在しており、濃いものから中間的なサーモピンク色、またとても淡い色合いなどその色調の違いも幅広くあります。
さて、イタリアではそのロゼワインの色合いによって言葉が使い分けられていることをご存知でしょうか。
例えば、イタリアでは薔薇色をローザということから、基本的な色合いのロゼワインをヴィーノロザートと呼んでいます。
一方、色合いが淡いようなロゼワインだった場合、チェラスオーロと呼ばれており、色合いがやや濃いめだった場合はキアレットといったかたちで使い分けられています。
後者は逆に色合いの淡い赤ワインの呼び名として利用されているなど、色調に合わせた呼び名があるところがイタリアのロゼワインの面白さなのではないでしょうか。
テロワールを表現したロゼワインがある
ロゼワインは、主に赤ワインにはできない黒ブドウを使用してつくられることが多いワインです。
プロヴァンスなどでは別ですが、基本的にロゼワインでテロワールを表現しようといった生産者は少ないでしょう。
そのため一口にロゼワインといっても赤・白のように生産国別の違いが語られることなく、どちらかといえば、カジュアルなその国のワインといったレベルの印象だったかもしれません。
しかし、イタリアには他国のロゼワインと差別化を図ろうといった取り組みがあり、stituto del Vino Rosa Autoctono Italianoと呼ばれる協会が存在しています。
この協会では、イタリアのロゼワインの魅力を広げていこうといった活動が行われており、とある土着品種と地域のみのロゼワインを保護しているといった変わった活動をしているのです。
イタリアにはロゼワインのみのDOCなども存在していたり、赤ワインと白ワイン以外にロゼワインも認められているDOCがいくつか存在します。
さらに数千を超えると言われる土着品種が栽培されており、それらを100%使用するロゼワインはテロワールを表現していると評価されているのです。
ただピンク色のワインといったものではなく、テロワールを表現する方法としてロゼワインを出しているとこがイタリアワインらしさでしょう。
なんといってもコスパが抜群
イタリアのロゼワインは、非常にカジュアルで難しくなく、初心者でも楽しめるクオリティに仕上げられています。
しかし、だからといって単純明快というわけではなく、玄人も納得の複雑性のある味わいを表現しているところが特徴です。
イタリアのロゼワインは、これだけのクオリティを持ちながらコストパフォーマンスが高いところが特徴と言われています。
1本1,000円を切るものも多く、1,000円台でハイコストパフォーマンスなロゼワインと出会うことも可能です。
料理においては和食とも合わせやすいですし、魚介のトマトソースを使用した料理にはほかのどのワインよりも最高の相性を示す存在です。
ぜひ、ワイン選びに悩んだらイタリアのロゼワインをチョイスしてみてはいかがでしょうか。