ワインを学ぶならあらためて基本から!自分軸を持とう!

ワインの基礎1

ワインをこれから真剣に学んでいきたいと思っている方は、あらためて基本を徹底的に復習することをおすすめします。

その理由はシンプルで、世界中を股にかけるとか新進気鋭のレストランで素晴らしい仕事をするといったことでない限り、基本を押さえておけば全てのワインに対応できるからです。

世界中のワインを飲み、ワインにも詳しくなった今、なぜ基本に立ち返るべきなのか、あらためてその理由について考えていきましょう。

ワインの基礎2

全ては基本軸が重要である

ワインと一口に言ってもその種類は膨大であり、数千あるブドウ品種、世界中のワイン産地、さらにヴィンテージ違いなども含めればもはや個人が全てのワインを知ることは不可能なほどです。

そういった世界だからこそワインにハマり、ワインを愛するようになった方はメジャーなワインから新進気鋭のワインまで幅広くチェックしてきたことでしょう。

そのため、今さらに基本に立ち返るより、まだ知らない人が多い産地で新たな発見をした方が価値があると考えているかもしれません。

しかし、だからこそあらためて基本に忠実であるべきなのです。

例えば、世界中で最も多く栽培されているカベルネ・ソーヴィニヨンを考えてください。カベルネ・ソーヴィニヨンは誰もが認める国際品種であり、フルボディワインの代表です。

そんなの今更と思うかもしれませんが、どれだけカベルネ・ソーヴィニヨンのことを知っているのでしょうか。

さらに、これを基準軸にしっかりとおける人は、世界中のどんなワインを飲んでも評価軸がぶれることはありません。

基礎がなければ、珍しければ良いという発想になり、素人が飲めないファンキーなワインばかりを評価するようになってしまうのです。

ワインの基礎3

本当に突き詰めるべき場所がわかる

自分に基本軸がない人は、上記でお伝えしたように、どんどん新しいものを求めてしまいます。

流行りのファッションだけに身を包み続けている人のようなもので、今流行っているとか面白いとか、誰も知らないとか、そういった“本質以外”の部分で自分を着飾ってしまうのです。

ワインの基本を学び、しっかりと会得していれば、周囲のトレンドに振り回されることなく正当な評価をすることができます。

さらに、ワインの世界は広く学ぶべきことは数多く存在します。

もし基本を知らずに評価軸がなければ、全てを吸収しようと結局自分はワインの何を求めているのかがわからなくなり、何も手に入れられずに終わってしまう恐れがあるのです。

基本がしっかりとしていれば、自分がワインの何を本気で追求したいか見えてきます。

トレンドや周りの声に振り回されないことで、ワインがより深く知れるのではないでしょうか。

ワインの基礎4

誰にでも合わせられる

ワインの基本を学び直すことで、上記では振り回されずに自分が学ぶべきこと、さらに何を飲んでもしっかりと評価できるようになると伝えました。

一方で、ワインの軸をしっかりと押さえておくと、どんな人にでも合わせられるようになります。

ワインのことを知らない人にファンキーなワインを紹介しても、相手は正しく評価できませんし、ワインを嫌いになる可能性すらあるでしょう。

まずは押さえておいて欲しい基本のワインを紹介できれば、その方も次に自分でワインを選ぶことができるようになるかもしれません。

さらに、ワインに詳しい人と対峙しても基本がしっかりとあれば相手の話を理解できますし、面白いワインを紹介してくれても素直に受け入れられます。

自分はもっと知っていなければならないと焦燥感にかられることもなく、純粋にワインに詳しい方のおすすめするワインを受け入れられることでしょう。

ワインに限ったことではありませんが、まずは基本をしっかりと学んでおき、自分のものにしておくことが大切なのです。