意外と使える!ワインとお菓子でペアリングが学べる!
ワインと料理のペアリングに悩んでいる方の多くは、プロフェッショナルなペアリングをしなければいけないと思い込んでいる可能性があります。
事実、プロとしてワイン通を唸らせるペアリングを提供するのであれば、食材も調理法もそれ相応のクオリティではなければなりません。
しかし、よりワインペアリングを楽しみ、さらに本質を見極めるためにはお菓子とのペアリングを試してみると良いでしょう。
気軽にできる、さらにより能力が高まるペアリングテクニックをお伝えします。
料理以外で考える
ワインと料理のペアリングにこだわろうと思うと、どうしても難しいイメージを抱いてしまうでしょう。
さらに、ワインのペアリングは1食分を使ってしまうため、そこで失敗したことを思うとなかなか挑戦しにくいところもあります。
さらに、料理を何種類も作らなければならないほか、惣菜であっても安価なわけでもなく食べきれないことから、いろいろなペアリングを見つけるには個人の力では難しい部分もあるでしょう。
そのため、発想の転換としてお菓子を使ったペアリングの探索を楽しんでみましょう。
気軽に取り入れやすく、安価でさらに日持ちもするためいろいろと試せます。
さまざまな味わいを楽しめる
お菓子とワインなど合うのか、と思ってしまう方も多いはずです。
さらに、甘いものとワインを合わせていって、何かためになることはあるのかと懐疑的な方も必ずいるはずです。
しかし、お菓子と一口に言ってもさまざまな種類があることを忘れてはなりません。
せんべいや甘いチョコレートといったものだけでなく、レモンピールを使ったおかしやスパイスを使った独創的なもの、さらに風味としてピスタチオや肉、魚介類など、非常にさまざまな種類を手軽に購入できるのです。
例えば、レモンピールの砂糖漬けといったお菓子の場合、シャルドネややや甘めのケルナー、ランブルスコなどと相性が良いことを発見することでしょう。
また、黒胡椒がしっかりと効いた煎餅などはワインと相性が悪いと捉えられがちですが、ローヌのスパイシーなシラーと合わせることで意外な組み合わせとなることも想像できます。
カベルネ・ソーヴィニヨンのブラックベリーや杉、ハーブのニュアンスを考えた時、ハーブソルトを使用したお菓子を持ってくると意外に合う可能性も否めません。
これが、和牛のローストや高級食材、さらに複雑なソースを使った料理といったものになると、とたんにペアリングに挑戦する気持ちが萎えてしまうわけです。
お菓子と一口に言ってもその種類は膨大であり、ワインを自由に合わせられるといった部分を頭に入れておくと良いでしょう。
実際の料理にも使える
お菓子には、さまざまなフレーバーがあるためワインを合わせる際には、非常に役立ちます。
さらにポイントは、お菓子のフレーバーや原料と何らかのワインが合うと判断できた際、普段の料理でそういったニュアンスのペアリングとも合うということがわかるため、失敗例がかなり少なくなるといった流れになるのです。
レストランであっても、提供された料理の特徴から、“この感じだと、あんなワインが合った記憶がある”といったかたちでペアリングできるワインを自らの力で選ぶことができます。
お菓子であれば日々、気軽にペアリングに挑戦できますし、実践でも活用できる能力を身につけることができるでしょう。
ワインペアリングが難しく、なかなか自分のものにできずに悩んでいる方は、ぜひ利用してみてください。