ワインの可能性は無限大!全く新しいペアリングを紹介!
ワインと食は切っても切れない関係性です。
そもそもレストランなどにソムリエがいる以上、食事とワインのペアリングは大人にとって重要な選択であるといえるでしょう。
さて、そんなワインですが、往々にして洋風のものやチーズと合わせるといった定番の発想になりがちです。
今回、ここではワイン会のネタとしても使える「ワインと意外な組み合わせ」についてお伝えしていきます。
ぜひ、新しいペアリングの参考にしてみてください。
中華と甘口系シャンパーニュ
中華とワインを提供するお店も増えました。
しかし、どうでしょうか。実際、無理やりな雰囲気があると思っている方も多いのではないでしょうか。
本来、辛味や香辛料の強い香りと繊細なワインは合いにくく、むしろビールや紹興酒、レモンサワーなどに軍配が上がるのが普通です。
しかし、そんな独特な中華料理と相性が良いといわれているのが、「甘口系のシャンパーニュ」です。
近年、ドライ系の残糖無しのシャンパーニュが流行っていますが、シャンパーニュには甘口も多く、海外では大変人気。
発泡性とやや甘味を感じる飲み口、それでいてシャンパーニュらしいキリッとした酸や柑橘のニュアンスがあるため、中華にもぴったりなのです。
とくにエビチリとの相性は抜群。ぜひお試しください。
かまぼこと甲州ワイン
かまぼこをつまみにワインを飲む。あまり耳にしたことがないかもしれません。
一部、かまぼこ専門店で創作かまぼこを出していることから、そんなペアリングも推奨されているものの、一般的にワインとはよくな相性です。
その理由として、かまぼこが持つ魚介独特の風味とワインがぶつかってしまうことから、どうしても後味に生臭さだったり、口の中がイヤな感じになってしまいます。
しかし、一方で甲州ワインとの相性はどうでしょうか。
甲州は日本が誇るブドウ品種であり、近年進化し続けているものの、海外製のそれと比較するといくぶんおだやか。
柑橘や花のニュアンスがありながら繊細でクセがないため、かまぼこがもつ独特の魚介風味とぶつかることなく合わせることができるのです。
さらに、甲州ワインであれば絶対に難しいといわれている数の子と合わせられるなど、意外にお正月料理関連にも使えて便利。
魚介系、魚卵系を楽しむのであれば、ぜひ甲州ワインでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ラーメンとワイン
お酒のシメにラーメン。そんな方もワイン好きには多いかもしれません。
とはいえ、ラーメンはさまざまな具材が乗せられている上に味わいがしっかりとしていることから、ある意味でお酒のつまみにもなります。
そんな中、じつは今話題になっているのが、ラーメンにワインを合わせるといったアプローチです。
“さすがにそれは難しい”と思うやなかれ。
ワインと合わせることを目的とした専門店があるなど、ラーメンとワインの相性はじつはよいのです。
例えば、分厚いチャーシューの乗った脂系の醤油ラーメンは赤ワインとの相性が良好。肉とワインはもちろんですが、醤油ベースながら脂分が多いスープを赤ワインがスッキリさせてくれ、意外によいペアリングになります。肉が入ったスープに合わせていると思えば、そこまで違和感がないはずです。そ
して、野菜のダシがたっぷりと入ったタンメンや塩ラーメンは、やや甘味のある白ワインとの相性が◎。
少しレモンを絞ったような味わいにラーメンがなることから、こちらもさっぱりと食べることができるのです。
また、ラーメンのお供といえば餃子ですが、この餃子はロゼワインとの相性がよい。つまり、ラーメンと餃子があれば立派なワインペアリングが楽しめてしまうということなのです。
ワインの可能性は無限大!
ワインと食事のペアリングというと、教科書通りでないとおかしい…と思ってしまう方も少なくありません。
たしかにハレの日など、レストランや友人を呼ぶ時にはそれでもいいでしょう。
ただし、ワインの可能性をまだまだ知りたいという方は、本記事で紹介したようなハイブリッドなペアリングにもチャレンジしてみてください。