今も人気!?海底熟成ワインの今後はどうなっていく?

海底熟成ワイン1

近年、海底熟成ワインが注目を集めています。

以前、難破船から見つかった古いシャンパンが美味しかったといった事件から、水中でのワイン熟成はアリといったかたちで注目を集めた海底熟成ワイン。

かなり亜流な印象だったものの、近年は多くの事業者が海底熟成ワインを手掛け、日本でもクラウドファウンディングにて海底熟成ワインを作ろうといった動きがよく見られています。

海底熟成ワインは、今度どうなっていくのか考えましょう。

海底熟成ワイン2

海底熟成ワインとは?

海底熟成ワインとは、醸造されたワインを瓶詰めし、海中へと沈めて数ヶ月から数年間熟成させたワインです。

水の中に入れたら気圧でボトルが爆発してしまうのではないか、と思う方も多いでしょう。

また、瓶口に海水が流れ込むリスクもあります。海底熟成ワイン用のワインは、特殊なボトルなどが使われており、水中でもワイン自体がダメージを受けない工夫がなされているので安心です。

海底は光が届かず暗所であること、微弱ではあるものの海中は揺れがあるためそれがワイン中の成分を攪拌すること、温度が一定であることなど、さまざまな理由からワイン熟成に最適な環境だと考えられています。

味わいもはっきりとしており、陸上のワインよりも一枚上手であると、高く評価されているようです。

海底熟成ワイン3

人気があるのか?

そもそも、海底熟成ワインは人気があるワインカテゴリなのか、気になる方も多いでしょう。

近年、海底熟成ワインを手がける事業者も増加しており、さらに品質が高いと話題になっていることからブームは去っていないようです。

また、ワイン通と呼ばれる人たちにこぞって愛されているというよりは、ワインを別軸の価値観で愛しているような人たちからの人気が継続しています。

珍しいといった側面、ロマンがある、またさまざまな環境プロジェクトなど別の視点から注目されているケースも多いようです。

ただし、海底熟成ワインは総じてカジュアルな価格ではありません。

上記でお伝えしたように準備に手間がかかる上にリスクが大きい、熟成させ続けて安全に引き上げるためのコストも高額です。

そのため、海底熟成ワインは高級ワインの類となっており、カジュアルに流行っているといったイメージは少なくかもしれません。

海底熟成ワイン4

海底熟成ワインの今後

海底熟成ワインは、今度どのような段階を経ていくのでしょうか。

世界ではさらにおいしい海底熟成ワインを製造しようと、新たな技術が開発されそれが採用されています。

ブドウを海中で浸すといった手法もあるなど、そのあり方はどんどん進化を遂げているようです。

また、この海を守ろうといった動きから、クラウドファウンディング的なかたちで地域貢献といったかたちで注目を浴びている向きもあります。

このように、海底熟成ワイン自体がいきなりトレンドから外れていくといったケースは考えにくいかもしれません。

一方、一般の消費者がどれだけ興味を抱くかが問題になっています。海底熟成ワインは飛び道具といったイメージが強く、話題先行になりがちです。

また、ワインの本質であるブドウの話や畑の話、テロワール、醸造にかけたテクニック、そういった部分は置き去りになり、海中の話になります。

今はユニークな話題として注目されているものの、ワインとして、どのように語られるかが生き残っていく上での重要なポイントになっていくのではないでしょうか。