気候変動で新品種導入!それはマーケティング的に成功するのか?

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今、気候変動の影響で世界各国のワイン産地が新品種の導入を試みています。

その一方、できる限り科学的、そして自然への対処を行うことで土着品種を守ろうといった動きもあるなど、今後ワインの世界地図が大きく変化しそうな状況です。

気候変動に対応するための施策として新品種の導入は急務ですが、一方でその品種で成功を遂げるためには高いハードルを覚悟しておく必要があります。

気候変動に対応する上での、新品種導入について考えていきましょう。

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新品種導入とは?

気候変動によって、年間の平均気温が1℃以上高くなっている、そんなワイン産地が増加しています。

また、極端に暑い日が続く今、ブドウ栽培における適温よりも5℃近く高い状況が続く可能性もあるなど、早急な対応が求められています。

近年、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、カベルネ・フランを中心としてきたボルドーが、新品種導入に向けた対策を取ろうとしたことが話題となりました。

今後、AOCにそれら新品種が導入されるといった動きもあり、ボルドーワインが根本から変化しそうな時代に突入しているようです。

ボルドーのように、暑さで従来栽培していたブドウが難しくなるのであれば、暑さに対応するブドウ品種の導入は基本でしょう。

ボルドーだけではなく、世界、そして日本でも新たな品種の導入や開発が今続けられています。

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ワインの価値はどうなるか

新品種の導入によって、ボルドーワインが今までの水準を維持できるかと言えば、かなり難しい部分があります。

たしかに新品種がボルドーAOCに指定されたとなれば、そこでつくられるワインはボルドーです。

しかし、ボルドーの味に慣れている、またそれがボルドーの揺るぎない味わいにおける財産だったと感じる人にとって、新たな味わいが受け入れられるのかが疑問でしょう。

ボルドーらしさを表現ということで新品種をボルドー寄りに仕上げても、その品種らしさが失われてしまう恐れもあります。

といって、新品種を使用して今までにないボルドーワインとして登場したところで、世界No.1産地でつくられた世界最高峰のワインと評価できるかといえば、難しいかもしれません。

産地と品種が強く結びついていた場合、どうにかワインづくりは継続できるかもしれませんが、どこまで評価が継続していくかが問題になりそうです。

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新たな産地はどうなるか

品種と産地がなんとなく結びついていた、そんな産地が今後は急激に伸びてくるかもしれません。

例えば、チリと言えばカベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランと考えるかもしれませんが、とあるワインメーカーのようにどんな品種でもワインに対応可能です。

さらに、それらはチリらしい味わいと評価され、そこまで産地とブドウ品種に強い結びつきがないため評価されやすくなります。オーストラリア、アルゼンチン、南アフリカ、そしてアメリカも同様に、幅広い品種を栽培し、ハイクオリティなワインを生み出せる土壌が揃っているところが特徴です。

一方、イタリアでも新品種導入の動きがあるものの、その土地でつくられるワインの歴史を大切にしたいということで、国を挙げて対策を講じているケースも少なくありません。

例えば日本の場合、暑さで良いブドウが収穫できないとなった時、別の品種を導入してまでワインをつくる必要があるのかといった議論も出てきます。

とにかく新しい品種を使って温暖化を乗り越えようといったアプローチも一つの手段ですが、どこまでそれが楽しいのかは難しいところかもしれません。