リゾートムード抜群!プロヴァンスワインの魅力は?

南仏ワイン①

リゾートムード漂う南仏プロヴァンスのワイン。

ワイン会でもプロヴァンス産のワインを主体にしたものが開催されることもあるでしょう。

そんな時、基礎知識があるだけで一目置かれることは間違い無し。

ここでは、南仏のワインの代表産地「プロヴァンスワイン」の基礎知識についてお伝えしていきます。

プロヴァンスワインについて

南仏ワイン②

プロヴァンスはフランスの南部に位置するワイン産地。

フランスでも古い歴史を持っており、フランス国内で最大のロゼワイン産地としても知られています。

プロヴァンス地方のワイン生産者は、ロゼワインと赤ワインがほぼ9割以上を占めていますが、白ワインやスパークリングワインなどもワインファンからは高く評価されている注目ワイン。

さらに、プロヴァンス地方内で生産されたワインの8割は国内で消費されているなど、世界輸出は比較的少ないことから希少価値の高いワインとも考えることができます。

ロゼワインの銘醸地

南仏ワイン③

プロヴァンスワインを知る上で欠かすことができないのが、ロゼワイン。

なんと、世界のロゼワインの8%ほどを占めていることから、フランスだけでなく世界最大のロゼ銘醸地といっても過言ではありません。

フランスではロゼワインの消費量が多く、意外かもしれませんがなんと白ワインより多いそう。ランチでも使えてディナーでも使いやすい。

さらに、価格がカジュアルながらペアリングの幅が大変広いことも手伝って人気となっているのです。

そんなロゼ好きのフランス人がこぞって購入するのが、このプロヴァンスロゼ。

一体、どこに魅力を感じているのでしょうか。

プロヴァンスロゼが選ばれる理由

南仏ワイン④

プロヴァンスのロゼワインが選ばれる理由として、その色合いとリゾート感があります。

健全なブドウから育ったプロヴァンスのロゼは、濃いピンクといったものより美しいサーモンピンクや淡いオレンジ色といったものが多いのが特徴。

海沿いの産地であることからミネラル感のある辛口タイプが多く、初心者でもワイン好きでも納得できるクオリティの味わいを楽しむことができます。

さらに、プロヴァンスといえば世界中の富裕層がやってくるリゾート地。

夕日を見ながらロゼワインを楽しむといった、どことなくリゾート&セレブリティな雰囲気がプロヴァンスロゼから感じられるところも人気の秘密といえるのではないでしょうか。

健全なブドウができるので安心

南仏ワイン⑤

プロヴァンスは前述したようにロゼワインが有名です。

そのためプロヴァンスのワイン会が開催される場合は、ロゼワインは欠かせないものになるでしょう。

しかし、プロヴァンスは地中海性気候で大変温暖な場所であることから、ブドウが健全に育ちます。そのため有機農法やビオディナミなどを実践している栽培者も多く、ナチュラルな造りのワインが少なくありません。

基本的に、グルナッシュ、サンソー、ムールヴェドル、ティブラン、ロール、クレレット、ユニ・ブランといった温暖な気候を好む品種が栽培されており、果実味豊かで丸みのあるワインが生み出されています。

複数の品種がブレンドされることも多く、ワイン初心者でも飲みやすいものが少なくありません。赤ワイン、白ワインも魅力的であり価格も手頃。

こちらもチェックしてみるとよいでしょう。

プロヴァンスのAOCについて

南仏ワイン⑥

最後にワイン会で使える知識、プロヴァンスのAOCをお伝えします。

・コート・ド・プロヴァンス(赤・ロゼ・白)
・コトー・デクス・アン・プロヴァンス(赤・ロゼ・白)
・バンドール(赤・ロゼ・白)・カシス(赤・ロゼ・白)

とくにプロヴァンス最大のAOCは、コート・ド・プロヴァンスであり、ロゼが約9割。

「フレジェ」や「サン・ヴィクトワール」、「ラ・ロンド」、「ピエールフ」といった産地名をプラスして個性をアピールできるようになっています。

今後、プロヴァンスのワイン会に参加する際は、AOCも気にしてみるとよいでしょう。

プロヴァンスワインは身近

南仏ワイン⑦

日本ではプロヴァンス産のワインを多く手に入れることができます。

そのため、大変身近であり、今後もワインと付き合っていくのであれば無視することはできない存在です。