ワインにもトレンドがある?今のワイントレンドを紹介!
ファッションと同様に、ワインにもトレンドが存在しています。
ワインを知るのであれば、本来はワインの基本から学ぶべきですが、カジュアルに楽しむのであればトレンド重視で飲むのもアリかもしれません。
ここでは、ワインの近年のトレンドについて解説していきます。
ぜひ、友人たちに伝えるうんちくとしてもアピールしてみてください。
アルコール度数が低いワイン
健康問題からか、アルコール度数の低いワインが多く出回るようになりました。
しかし、一部の大手メーカーはマーケティングの上でこういったワインを販売していますが、低アルコールワインは健康目的ではない意味でトレンドとなっています。
近年、完全に熟しきった糖度の高いブドウだけを使い、アルコール度数の高いパンチの効いたワイン造りは少なくなっている傾向です。
全体のバランスを考えた、エレガントで繊細、複雑性のあるワインを生産者が好むようになっているのです。
補糖などをせず、あえてブドウ本来のピュアな味わいを楽しんでほしいといったことからも、低アルコールワインが増えていくのではないでしょうか。
ヴァン・ナチュール
ヴァン・ナチュールとは、要するにナチュラルなワインといった意味のカテゴリです。
近年、爆発的にヴァン・ナチュールに人気が集まっており、ワイン業界だけでなくファッション業界や飲食業会でも、ヴァン・ナチュールを揃える店舗が増えてきました。
ヴァン・ナチュールは近年、定義が決められてきましたが、基本的には人的介入のないワインと考えていいでしょう。
有機栽培されたブドウが原料であることはもちろん、野生酵母、人的介入無し、亜硫酸はほとんどいれないか無添加かといった、コントロールされていないワインと考えるとわかりやすいかもしれません。
清澄や濾過などもしないことから、ほどよいにごりと独特の風味、ピュアな味わいが楽しめると人気です。
ただし、欠陥と呼ばれる香りや味わい、風味があるものが多く、ある意味で哲学先行・ファッション先行といったイメージも持たれている傾向です。
ヴァン・ナチュールは、感度の高いファッション業界の方たちからも人気であることから、今がピークの可能性もあります。
また、価格もやや高めなので、そういった高級感もポイントなのではないでしょうか。
オレンジワイン
ワインを普段飲まれている方であれば、オレンジワインがトンレドとなっていることに気がついているかもしれません。
オレンジワインは古くから存在していたものの、その名がつけられたのはここ最近といわれています。
とあるワイン商が、その色合いからオレンジワインと名付け、白や赤、ロゼの次の色のワインとして売り出したことに端を発するともいわれているようです。
さて、オレンジワインはオレンジ色のブドウやオレンジを使うのではなく、白ブドウが原料となっています。
果皮の厚めのブドウで造られることが多いですが、白ブドウの果皮に含まれるアントシアニンを出すことにより、赤ワインよりは濃くない色合いのワインが生み出されます。
結果、オレンジ色になることから、その名がつけられているのです。
白ブドウの果皮にはフルーティーな香りを呈する前駆体などが多く、それらがワインに以降することからヴァニラやアイスクリーム、ナッツのような香りが感じられます。
その味わい、そして見た目も人気で大手メーカーでも生産されているほどです。
お店でチェック!
ワイントレンドは、基本的には業界紙などで特集されるのですが、一番はワインショップでチェックするのが早いかもしれません。
流行りのワインを知ることも、ワインについて深く理解できるひとつのポイントです。
ぜひ、本記事で紹介したワインをチェックしてみてはいかがでしょうか。