有名人が手がけるワインはあり?じつは偉大なワインも!
有名人が手がけるワイン。
日本の大人気バンドのメンバーが手がけるカリフォルニアワインがとくに知られていますが、世界では数多くのセレブがワインを手がけています。
日本では、お金を稼いだ有名人がビジネスを始めたといったかたちであまり良いイメージに受け取られていませんが、これらワインの実力はどうなのでしょうか。
本記事では、有名人が手がけるワインについて考えていきたいと思います。
品質は悪くない
有名人が手がけるワインというと、冒頭でもお伝えした通りあまり良いイメージを抱かない方が少なくありません。
税金対策とか放蕩の果ての行動、ワイナリーを持つといったセレブに証が欲しかっただけなど、あまり良いイメージを聞きません。
事実、日本国内をはじめ有名人が手がけている何らかの商品がトラブルを起こしたり、従業員の不正によって廃業したり、何らかのパクリがあったとかで売れないなど、「薄っぺらい」イメージとなっているのはたしかです。
しかし、世界中の有名人やセレブたちはワイナリーを多く手がけており、その品質はじつは悪くありません。
逆を言えば、ある意味では安定した品質のワインを手がけているといった、メリットの多いワインでもあるのです。
資金が潤沢である
ワインの品質を安定させるためには、お金をたっぷりとかけるか人の手をかけるかしかありません。
何となく新規参入した日本のワイナリーが、ノリで自然派を謳うようなワインをつくっていることがありますが、本来安定で健全なワインを造るのであれば難しい行動と言えるでしょう。
ワインは毎年ヴィンテージといったかたちで味わいに差が出るため、品質の不安定さが許されていますが、毎年ワインを楽しみにしている消費者にとって安定した味わいは欠かせません。
有名人が手がけるワインは平坦でおもしろくない、美味しくないといったイメージを持つかもしれませんが、そういった意味では大変品質が安定しているため飲みやすいと考えることができます。
わざわざワイナリーを買収したり手がけたり、一般的な感覚ではありません。
事実、今新規参入する場合は相当な金額が必要になりますし、それだけの土地を購入維持、さらに人件費なども検討すれば莫大な資金が必要になってしまうでしょう。
しかし、有名人が手がけるワイナリーはそのあたりが潤沢であることから、安定したワインづくりをすることができます。
大手ワイナリーの品質が安定しているとの同様に、有名人が手がけるワインの品質も非常に安定しており、不安なく飲むことができるわけです。
偉大なワインになることも
また、有名人が手がけるワイナリーは潤沢な資金を有していることから、才能ある醸造家や栽培家を招聘することができます。
また、ブドウ栽培や熟成にじっくりと時間をかけることができるため、偉大なワインが生み出されることも珍しくありません。
例えば、カリフォルニア州のナパヴァレーに位置する、ケンゾーエステートなどはカプコンの創始者がオーナーですが、今や世界中でも高級ワインのひとつとして崇められています。
イタリアの有名アパレルブランドも、素晴らしいワインを手がけていますし、ハリウッド俳優も偉大なシャンパーニュを手がけることがあります。
たしかににわかで始めている場合は別ですが、意外に有名人が手がけるワイナリーもバカにはできず、むしろ偉大なワインを生み出すことがあると覚えておきましょう。