春もいいけど本場は夏!夏ロゼがなぜ魅力的なのか解説!
お花見を楽しみたい。
そんな時、ワインを選ぶとしたら多くの方はロゼワインをチョイスするのではないでしょうか。
しかし、これはお花見文化のある日本特有のもので、ピンク色といった共通項からロゼワインがチョイスされているものです。
もちろん、春にロゼは華やかですし、ワイン会も多く開催されているので魅力的でしょう。
しかし、そこでひとつポイントとしてロゼは夏に美味しい。
このキーワードも頭に入れておくと良いかもしれません。
なぜ、ロゼは夏なのかお伝えしていきます。
ロゼの色合いは多種多様
夏にロゼという話の前に、まずロゼはピンク色といった部分に焦点を当ててていきましょう。
冒頭でお伝えしたように、日本ではロゼワインはピンク色というイメージがあるため、ピンク色の花が咲き誇る桜の時期に飲まれることが多い傾向です。
ワインを売る業者も春にロゼを推すのは当然ですし、ワイン会もロゼ会が多く解される時期でもあります。
ただし、ここでひとつ知っておきたいポイントがあります。
それが、ロゼワインはピンク色だけではないという事実です。ロゼワインにはさまざまな造りがありますが、黒ブドウを白ワインのように醸す。
つまり、果皮と種子の接触を早めに切り上げ、ほんのり色づいたところをアルコール発酵に回すといったワインです。
一部、白ワインも混ぜる方法がありますが、果皮の色合いから黒ブドウは必須になります。その果皮をどれだけ抽出するかによってロゼワインの色合いは変わりますし、品種によってはほとんど赤ワインと変わらない色合いのものもあります。
春=ピンク、だからロゼもピンクといった先入観だけでは、とてももったいないと言えるのです。
フレッシュさが涼を感じさせる
写真や映像だけで見ると、お花見は大変楽しそうに見えます。
しかし、この時期は基本的に寒く、屋外でしっかりと冷やしたロゼワインを飲むには厳しい季節でしょう。
ロゼワインはフルボディタイプもありますが、全体的にミディアムボディとライトボディが主体であることからも、冷やして美味しいワインの分類と考えることができます。
常温以上だと少しもったりした味わいになりますし、アルコール度数も一般的な白ワインよりも高いため、“強い”といったイメージを持つ方も出てきてしまうのです。
それであれば、やはりそのフレッシュさを活かすには夏場のロゼがおすすめでしょう。