お花見ワイン会の勧め
2019年のお花見のシーズンがほぼ終わりました。皆様はお花見を楽しめたでしょうか。
WineLifeでは、東京、名古屋、大阪と、各地でお花見ワイン会を開催しました。報告を含めて、お花見ワイン会はこういうものだ、というのをご紹介します。
2019年の開花状況
2019年の開花状況は、例年より早いものの、過去最速だった昨年よりは遅い開花となりました。
こちらのサイトで、開花予想や開花情報の、3社比較を見る事が出来ます。
こちらで昨年の状況も確認する事が出来ます。
意外なのは、東京や横浜より、大阪の開花が数日遅い事。名古屋の満開が、開花日からかなりの日数が経っている事です。
大阪では開花予想が3月26日でしたが、丁度その日に大阪城公園の下見に行きました。各テレビ局が開花発表の取材に来ていましたが、残念ながらその日に開花発表はされませんでした。
開花発表は、どのタイミングで行われるか。実は日本気象協会による、明確な基準があります。
開花:標本木で5〜6輪以上の花が開いた状態
満開:標本木で80%以上のつぼみが開いた状態
上の写真は、大阪城公園の標本木です。この日は、私の目視で1輪の開花は確認できましたが、開花発表には至らなかったようです。
各地のお花見ワイン会
各地のお花見ワイン会はこんな感じで開催しました。
【東京/代々木公園 3月31日】
都心の中にあるオアシス、抜群のアクセスを誇ります。ピーク時には相当な人が集まります。
朝6時
昼12時
午後になると更に人が増えます。桜の下は歩くのも困難な状況で、場所取りは不可能だと思います。
今回は3月30日(土)の最高気温が9度前後という事で、寒波の影響で残念ながら中止。さすがに2月より寒い気温での開催では、誰も楽しめません。
一転して3月31日(日)は、最高気温が18度、絶好のお花見日和の中、150人以上が集まり大盛況でした。
ホワイトシートは、10m×10m=100㎡のものを3枚。一人で広げるのは相当大変です。
代々木公園の開花の状況は、写真の通りまさに満開。この後、翌週まで満開の状態がキープされたようです。
さすがに公園が広すぎて、桜のある場所は限られていますが、少し遠くから見る桜もまた風流。都心にある自然の中で楽しむ事が出来ました。
【名古屋/名城公園 4月6日】
名古屋城の横にある名城公園。こちらは名古屋の都心から少し離れた場所にあるため、東京ほどの混雑ではありません。
当日午前8時に現地に着きましたが、桜の下の木陰という最高の場所に、100㎡のホワイトシートを広げる事が出来ました。
名古屋の開花日は3月22日でしたが、満開日は4月4日でした。満開の桜の下、更には最高気温20度という、絶好のお花見日和の中で開催する事が出来ました。
参加者数は40名。昨年の60名と比べると少なかったのは、満開のピークが前週の予想があった事が影響していると思われます。
名城公園の特徴は、桜以外にもフラワーパークが併設、更には公園内の花壇もきれいに整理されています。ただし、名古屋城は殆ど見えません。
直接は関係ありませんが、名城公園北側の道路は駐車禁止では無いので、お花見に来る人が車を停める事が出来ます。8時にはほぼ満車の状況なので、車を停める方はお早めに。荷物の運搬が、圧倒的に楽になります。
名古屋ナンバーに囲まれる湘南ナンバーです。
【大阪/大阪城公園西の丸庭園 4月7日】
大阪は満開発表が4月4日という事で、超満開の中での開催となりました。更には風もなく最高気温19度という絶好のお花見日和の中での開催。
開催場所は大阪城公園「西の丸庭園」という有料施設での開催。普段は入場料200円ですが、お花見の時期は350円となります。
まず入って驚くのが、桜と大阪城が見事にマッチしていて、最高の会場だという事。
西の丸庭園でのお花見は最高です。大阪に住んでいる方も、こんなに良い場所があるとは知らなかった、という声もありました。私自身も、今までお花見をやった場所の中で一番だと思っています。
広い庭園の中に数百本の桜、更には天下の大阪城を一望できる、これほどのロケーション他には見つかりません。夜になるとライトアップもありますが、こちらも素晴らしい光景となりそうです。
ただ西の丸庭園にはいくつか問題点が。
・入り口が大混雑する
・最寄りの駐車場が遠い(徒歩7分程度)
・テーブルを使えない
お花見をする方は、是非ともこちらを頭に入れておいてください。
お花見ワイン会の楽しみ方
さて、お花見ワイン会に参加できなかった方の為に、どのように楽しむのかを紹介します。
お花見ワイン会は独身限定では無いので、グループやカップルでの参加も大歓迎です。実際に今回は夫婦+息子での参加や、カップルで参加された方もいました。
1.グループで楽しむ
普段の友人や職場の仲等とや参加しても楽しめます。お花見は早朝からの準備が大変ですが、お花見ワイン会なら準備無し。ゆっくり来場する事が出来ます。普段の仲間内だけで楽しむより、周りに人が大勢いるので、輪が広がり楽しむ事が出来ます。
2.男女の出会いを楽しむ
普段のワイン会と同様に、出会いを求めて来る人も当然います。参加者数が数10人~100人以上となるので、それだけ多くの出会いが生まれます。多くの人と交流をするコツは、なるべく移動する事と、複数人で来ても仲間内で固まらない事です。
3.持ち寄りのピクニックを楽しむ
今年のお花見でも、色とりどりの食事が並びました。定番の生ハムやチーズに始まり、ブルスケッタやサンドウィッチなど手作りのもの。凝った料理としてはチリコンカンやトマトスープなどを持ってきた人もいました。それぞれが持ってきた料理を楽しむ事で、それだけで楽しい、輪が広がります。
4.純粋にお花見を楽しむ
お花見ワイン会なので、純粋にお花見を楽しむ事もできます。ただし、花より団子という言葉があるように、あまり花だけを楽しむ人はいません。
お花見ワイン会の特徴は、最初は小さかった輪が、パーティーが進むにつれて次第に大きくなることです。桜の下で一緒にワインを飲めば、それだけで既に友達。更にはアルコールも入りほろ酔いなので更に友達。そんな空気でしょうか。
他のグループがブルーシートを広げている中、こちらは巨大なホワイトシート。他のグループがビールを飲んでいる中、こちらはワイン。なんとなく優雅な感覚がします。今回も、年配の通行人の方から「最近のお花見は変わったのー」という言葉も頂きました。
一年のうちの春にしか楽しめないお花見、それだけでプレミア感満載です。来年も開催するので、多くの方のご参加をお待ちしております。