バレンタイン×ワインのススメ

（Wine Life専属ライターY）

いよいよバレンタインが近づいてきましたね。寒くてジミな２月ですが、この１ヶ月で８割のチョコレートが売れると言います。真っ赤なハート型で街中がラッピングされるのも納得です。

オーソドックスな甘党男子へなら、これまたオーソドックスにチョコレートでいいかも。自意識高い系男子はこの時期、バレンタインを意識し過ぎてチョコが買えないと聞くし、期待して待っている男子がいるのも事実で。

しかし、モテモテ男子の場合、チョコレートの山で本命チョコが埋もれてしまったり…それはカナシイ！さらに辛党男子へ贈る場合…ん～困った!!

ここは差別化するべし！そこで私からのオススメをご紹介します！

＜ハートマークのラベルを掴め！＞

バレンタイン向けのワイン、ハートラベルの『カロン・セギュール』はいかがでしょうか。実はワインを嗜む方はスマートで、お仕事も地位のある方が多いものです。婚活中の女子には、ココ押さえてほしいです。

さらに、有名企業の経営者の方々はワイン好きが多いので、気の利いたワインを贈るのはビジネスシーンでもオススメ。それに男性は、女性に比べて赤ワインを好む確率が圧倒的に高いんです！（その逆で…女性はスパークリングや白ワインを好まれる傾向が）

『カロン・セギュール』へお話し戻します。ただ単にエチケット（ラベル）がハートだから、だけではありません。フレーバーにチョコレートやコーヒーを感じる事ができます。なんとブドウを原料とするワインから！こうなったら、合わないはずがない！そして「セカンド」「サード」とあるので予算に合わせられるのもいいですね。

ちなみにサードラベルの価格は３千円台です。ガトーショコラなどのケーキと合わせて贈ったら、ペアリングも大成功かも。そのままお家でパーティースタートも？贈った女子の方がたくさん食べちゃったりして(笑)

◆今夜使えるワインのコネタ①

「セカンドラベル」とは「ファーストラベル」よりも若い樹齢のブドウで作られたものや基準に達しなかったブドウが使用されています。セカンドラベルの魅力は、ファーストと同じ造り手、製造スタイルと個性をそのまま活かしたタイプが多く、リーズナブルな価格で購入できるのがメリットです。

◆今夜使えるワインのコネタ②

セカンドラベルにも採用されなかったものを「サードラベル」として生産し販売することもあります。

＜ハート型サレ系を掴め！＞

「ワインとの最高マリアージュって？」などと聞かれたら、そう、フロマージュ(チーズ）です。フロマージュも候補にいかがでしょうか？

ご存知のようにフロマージュは種類も多々ありまして、カップリング不成功は有り得ない。シャンパーニュから白ワイン、軽めの赤～フルボディの赤ワイン、甘口白ワインなどもあり、カップリング成功率100％です(笑)

世界中で1000種類もあると言われるフロマージュ、むしろ、多すぎて選べないと言う緊急事態も。そこで「これぞ！」と言うものをご紹介しちゃいます。白カビに覆われたフランス生まれの『クール・ド・ヌーシャテル』。なんと、ハート型チーズなんです！

実はこのチーズの誕生にはロマンチックな逸話があります。百年戦争の頃、ヌーシャテル村の女性が敵国イギリス兵士と恋に落ち、ハート型のチーズを手作りして贈ったのが始まりだとか。まさにバレンタインに打ってつけです。

見た目はとっても愛らしいですが、しっかりとした香りや塩味がついています。イチゴやマスカットを添えたら、さらに見た目＆味わいもアップします。フレッシュ以外にもドライフルーツのアンズやお好みのジャム、はちみつなども合います。エディブルフラワー（食べられるお花）やミントなどのハーブも添えたら、まるでケーキみたいになります。

◆より美味しくするためのコツ①

ナチュラルチーズは食べる30分前に冷蔵庫から出しましょう。常温の方が香りや味わいが豊かになるだけでなく断然、舌触りやくちどけも良くなります。

◆より美味しくするためのコツ②

『クール・ド・ヌーシャテル』のような白カビチーズにはスパークリングや白ワインがオススメ。白カビのちょっとピリッとした刺激や塩味がまろやかに。そして、お口のなかをリフレッシュしてくれます。

＜モノではない、ハートを贈れ?!＞

ちなみに「令和のバレンタイン事情」ですが、実は本命チョコの平均2,208円とのことです。（15～59歳の女性、2020年調べ）だとしたら、先のハートラベルの『カロン・セギュール』は予算オーバーに。『クール・ド・ヌーシャテル』はトッピングを工夫すればギリでOKか…？

などと、女子たちのホンネが続きますが、もし「モノではないハートを贈れ」という貴女の場合、もうご本人を送るしかありません(笑)でも、ちょっと待って!!お家で過ごすことが多くなった今、ゆる～い服ばかり着てませんか？マスクで隠れるからって、手抜きメイクしてませんか？

私も含め、ドキッとした女子達へ。ここはやっぱり自分をキレイに。そしてキレイな自分を贈りモノにしましょう(笑) 女子たち、共にがんばりましょう。