春といえばロゼワイン
ある調査で「好きな春のつく⾔葉」の統計をとってみたところ「⻘春」「春⼀番」「⽴春」。男⼥年代別でもこの3つがベスト3に選ばれたそうです(2020年 1⽉調査) 春のつく⾔葉ではないですが、私が春と聞いてメージするのは「桃の節句」と「ロゼワイン」でも、どうしてロゼワイン?
イメージしてみて下さい。桃⾊に染まる春の光景にグラスのロゼ⾊…非常にマッチして美しいの一言ではないでしょうか。また、苺のようなチャーミングな⾹りもふんわり⽴ち上がって。味わいも軽やかで実にフレッシュ! ガラスボトルの中に芽⽣えたての「春」がぎゅぅっと凝縮しているかのよう。
いえいえ、酔っぱらっているのではなくて(笑)少しロゼワインのお話をいたします。
ロゼワインとは?
~赤ワインと白ワインを混ぜちゃいけないの?(笑)
はい。いけません(笑) 赤ワインと白ワインを混ぜて、ロゼワインを作ることはEUのワイン法が禁じています。したがって、EU加盟国では、赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを作ることができません。
なぜ認められないのでしょうか? 赤ワインと白ワインを別々に作って単純に混ぜた…それで高品質ロゼワインの誕生自体がちょっと訝しいですし(笑) やはり「品質の悪いロゼワイン」が市場に出まわれば、ロゼワインの低評価が懸念されているのではないでしょうか。
しかし、面白いことがあるんですよ。それは、ヨーロッパでもシャンパーニュは例外的に赤ワインと白ワインを混ぜたものを「ロゼシャンパーニュ」として呼ぶことが認められていたり…ん?気になった方は是非調べてみて下さいね。
世界で愛されてるロゼワイン
~なのに、ロゼ後進国の日本。
フランスではワイン生産量&消費量の約30%を占めるロゼワイン。およそ4本に1本はロゼが購入されているそうです。フランスのワイン消費者10人のうち9人以上は、ロゼワインを飲むと申告している(プロヴァンスワイン委員会プレスリリースより)とはすごいですね。
また、2013年以降も消費量は伸び続け、フランスの他ヨーロッパの他、アメリカなど世界では実に10年以上もロゼワインの消費が上がっているとのこと。対して、日本では残念ながら…「ロゼワインが好き」「よく飲む」という声をあまり聞けないのが現状です。
「ロゼって、どれも甘口なんでしょう?」「白は魚、赤はお肉。ロゼに合うお料理って?」そんな誤った情報も背景にあるようですね。
ロゼワインを最も楽しむ方法
~ワイン会へのすすめ
「何を購入したらいいのか分からない…」「ロゼワインに合うお料理って?」「ワクワクする春、ちょっとお出かけしたいな~」そんな風に思われたあなたに朗報が。それは「ワイン会」です!
「でも、ワイン会って?」はい。ワイン会とは、おいしいワインとお料理、そしてご交流を楽しんでいただこうという会です。半立食スタイルでウエルカムドリンクで乾杯。その後はスパークリングに白ワイン、ロゼワイン、赤ワインと計10種類以上ものワインをご用意。しかも飲み放題なんです。
ビュッフェ料理もオードブルからサラダ、肉料理にパスタ、ピザ、パエリア、そしてデザート。たくさんの種類のお料理が並びます。この春「ロゼワインを楽しむ会」など企画をしているワイン会もあるかもしれません。要チェックです。
そして、ワイン会の一番の醍醐味を忘れてはいけません。実は、ワイン会では自然な出会いが生れやすいのです。ワインに詳しい必要はまったくありません。
重いコートを脱いで身軽になる春、ワクワクするようなロゼ色の景色…ロゼワイン片手に「意外とロゼっていけるよね」などと誰かにお声をかけてみませんか?
本日のまとめ
「ロゼワインとは?」
~赤ワインと白ワインを混ぜちゃいけないの?(笑)
「世界で愛されてるロゼワイン」
~なのに、ロゼ後進国の日本?
「ロゼワインを最も楽しむ方法」
~ワイン会へのすすめ
(WineLife専属ライターY)