人気沸騰中!オールド・ヴァインとは一体どんなワイン?

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近年、人気を博しているワインのトレンドがあります。それが、オールド・ヴァインと呼ばれるジャンルです。

オールド・ヴァインというと、古いワインということ長期熟成を経たワインといったイメージですが、じつは違います。

オールド・ヴァインは、非常に凝縮感がある1本ですが、普通のワインと何が違うのでしょうか。

ここでは、今世界が注目しているというオールド・ヴァインについて考えていきたいと思います。

オールド・ヴァインとはなんだろう?

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オールド・ヴァインとは、古いワインではなく、古樹のブドウを意味する言葉です。

具体的に言えば、古樹のブドウを原料としてつくられたワインで、凝縮感のある味わいが楽しめると人気を博しています。

旨味がしっかりと感じられることから、若いブドウ樹のワインよりもずっとこなれた高品質な味わいとなるところも特徴でしょう。

しかし、なぜ古樹のブドウを利用したワインが良い結果をもたらすのでしょうか。その秘密は、ワイン用ブドウの性質にあると考えられています。

栄養素が多い?

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オールド・ヴァインに使用されているブドウは、一般的な若いブドウ樹から収穫されたものとどう違うのでしょうか。

まず、ブドウの生育について考えていきます。

ブドウは自然の恵みと言いますが、ただ放置していれば良いわけではありません。ひとつのブドウ樹に多くのブドウが実をならせるわけですが、葉なども放置していれば生い茂ってしまい栄養が奪われてしまいます。

さらに、日陰を作るとしっかりと日光がブドウに当たらないことから、徐葉などを行う必要があるでしょう。

次に、ブドウ樹にたっぷりと実がなってしまうと豊作なイメージを持ちますが、一方でブドウ樹の栄養が分散してしまうことから、ひとつ一つのブドウの質が落ちてしまいます。

味わいが薄く、水っぽいワインになってしまうのはこのせいだと考えられるでしょう。

そのため、房をある程度落としてブドウ樹に残す実を厳選し、残りのブドウを熟成させて収穫するといった流れです。

さて、この流れは若いブドウ樹と古樹で全く変わりません。

それなのに古樹がもてはやされるのは、じつはそもそも実が多くできないといった部分にあるのです。最初から少ない実しかつけない古樹は、凝縮感のある力強いブドウとなると信じられています。

そのため、同じ畑でも若いブドウ樹より古樹のブドウを使用した方が、凝縮感があり高級ワインとなると考えると良いでしょう。

ヨーロッパと新興国はどちらが良い?

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オールド・ヴァインは、世界中に存在しています。

古くからブドウ栽培を行っているフランスやイタリア、ドイツ、スペインでは数多くのオールド・ヴァインが存在していますし、新興国であっても100年を超える古樹が残っていることもありオールド・ヴァインが製造されているようです。

やはりオールド・ヴァインというとヨーロッパというイメージがありますが、フィロキセラなどの影響でダメになってしまったブドウ樹も多く、植え替えも多く行われていたのでさほど古樹が多いわけでもないと考えられています。

さらに、アメリカのオールド・ヴァインがブルゴーニュのグランクリュ畑の若いブドウ樹から収穫されたブドウでつくられたワインよりも、確実に凝縮感があるかと言われると微妙でしょう。

そもそも、私たちはオールド・ヴァインといった言葉に反応してしまっているだけかもしれません。オールド・ヴァインについては、まだまだ研究の余地があるジャンルです。

今後、日本でもオールド・ヴァインと呼ばれるワインが増えてきそうですので、その単語だけはチェックしておきましょう。