ワイン飲み放題は得なのか?メリットとデメリットを考えてみた!
ワイン会の魅力は、ホストが用意したさまざまなワインを自由に楽しめるところです。
一部、有料ワインを出すワイン会もありますが、基本的には参加費に含まれているため、「飲み放題」といったシチュエーションが多いようです。
さて、一方で普通の飲食店の中にもワインの飲み放題を謳う場所が増えてきており、ワインファンにとっては嬉しい限りでしょう。
しかし、一方でワイン飲み放題にはデメリットもあり、デート使いするには難しい部分もあります。
その理由について下記で解説していきましょう。
ワイン飲み放題のメリット
ワインの飲み放題を謳うお店の多くは、比較的リーズナブルな価格で飲み放題を提案しており、単体で注文するよりもお手頃な価格でワインを楽しむことができます。
例えば、5,000円の利用料であっても、1本2,000円以上、お店では5,000円クラスのボトルワインを自由に飲めるのはメリットです。
さらに、お店によっても揃えられているワインの種類は別ですが、100本以上を自由に飲み比べできるのは最大のメリットといえるでしょう。
自腹で1本ずつ注文していたら数万円になってしまうところを、5,000円以下で楽しめるのですから、どこにも隙のない素晴らしいサービスと言えるのではないでしょうか。
ワイン飲み放題のデメリット
メリットの多いワイン飲み放題ですが、一方でデメリットもそれなりにあります。まず、ひとつがそこまでお酒に強くない方の場合です。
ワインは、12%以上のアルコール度数を含むお酒であり、焼酎やウイスキーのように割って飲むといったシチュエーションは多くありません。
ワインカクテルなどは存在しますが、飲み放題のワインを勝手にカクテルにしてしまうといった方はいないでしょう。
そのため、ワインをグラス2杯程度飲めれば大満足といった方の場合、ワイン飲み放題のようなシステムはあまり好まないでしょう。
また、店舗によってはセルフサービスであることから、バイキングのように立ったり座ったり忙しい食事時間になってしまうところもデメリットです。
自分たちが座っていても周囲が忙しくしていれば、落ち着いた雰囲気でしっとりとお食事をすることは不可能です。
また、意外に盲点なのがワイン飲み放題では、元を取ろうと必要以上にワインを飲んでしまう方がいるところかもしれません。
酔っ払えば周囲に迷惑をかけますし、第一ワインの味がもはや認識できないほど飲んでしまう恐れすらあります。
自制すれば良いだけの話ですが、一度飲み出したら止まらないといった方は、すでにアルコールでリミットが切れています。
少し雑な印象を与えてしまうところも、ワイン飲み放題の弱点と言えるかもしれません。
上手にシチュエーションに合わせて使う
ワインの飲み放題は、メリットも大きいですがデートに向くような場所かと言われると微妙かもしれません。
ワイン好きの仲間たちと自由に楽しんだり、とにかく飲みに行けば飲みすぎてしまうため費用を抑えたいといった方には良いでしょう。
また、ソムリエ試験などを控えている方にもおすすめです。
一方、そのレストラン独自のチョイスで品質の高いワインを飲みたい、プロフェッショナルな食事とのペアリングを楽しみたい。
そんな方には、あまりワインの飲み放題は向いていないかもしれません。やはり、ワインの飲み放題はどうしても客任せになってしまう部分がありますし、費用対効果を考えても高級ワインを置けません。
品質面も酸化してしまっていることがあるなど、なかなか難しいところです。
ワインの飲み放題は魅力的ですが、その言葉だけに踊らされずにシチュエーションに合わせたかたちで利用するようにしましょう。