意外なペアリングを楽しむために!赤や白、中甘口ワインを使ってみよう!
ワインを楽しむということは、それに合わせる料理にもこだわるということです。
ヨーロッパでは大の大人がワインと合わせるための料理に一日中頭を悩ませるように、ワインファンにとってフードペアリングはとても重要な行動でしょう。
さて、そんなペアリングにこだわる方の中には、たまにはちょっと変わったペアリングに挑戦したくなる時があるでしょう。
いつもとは逆をいった、ちょっと変わったペアリングを紹介していきます。
赤ワインに合わせる魚料理とは?
赤ワインのペアリングを考えた時、肉料理をイメージする方がほとんどでしょう。
赤ワインのスパイシーさは肉料理に使う胡椒などのスパイスと合いますし、ほのかなベリーのニュアンスはソースがわり、タンニンは肉料理のジューシーなテクスチャーと脂肪分を流してくれるため、肉料理には赤ワインはぴったりだと考えられています。
また、獣肉のあのワイルドなニュアンスと赤ワインのパワフルな印象も合いやすいからです。
一方、赤ワインは魚にも合わせることができます。まず、魚はできるだけ新鮮なものを使うこと、赤魚を使うことです。
オリーブオイルとペッパー、ガーリックを漬け込んだもの、醤油に赤ワインを加えるだけでぐっと赤ワインとの相性がよくなります。
また、意外に寿司酢と赤ワインの相性は悪くないため、洋風の鉄火丼などは案外ボリューミーで果実味の強いジャミーな赤ワインと合わせやすい傾向です。
たまには違った赤ワインのペアリングに挑戦したい方は、ぜひ挑戦してみてください。
白ワインに肉料理と合わせる
白ワインを利用する場合、上記とは別に白身魚のソテーやレモンなど柑橘ドレッシングを使用したカルパッチョサラダ、クリームソースを使った料理といった印象です。
日本ワインの白ワインであれば、刺身や寿司とも合わせやすいこともあり、魚と言えば白ワインのイメージを持つ方は多いと考えることができるでしょう。
一方、白ワインにも肉料理を合わせたいという時があります。
例えば、豚トロにさっぱりとしたネギ塩系のタレを使った場合、明らかに白ワインの方が合ったりするのでおもしろいペアリングを楽しめます。
さらに、ミネラル分が豊富なテクスチャーの強い白ワインであれば、塩とレモンを絞ったやや厚みのある牛タンとの相性が抜群なので試してみてください。
白ワインと合わせるとなると鶏肉ですが、とくにおすすめしたいのが生ワサビを使ったものや柚子胡椒を使ったもの、さらに白胡椒をたっぷりと使った焼き鳥はとてもおすすめです。
もちろん、茹でたり蒸したものでも問題ありません。
これら料理は白ワインの爽やかなニュアンスとよく合いますし、ジューシーな鶏肉の味わいと白ワインの豊潤な味わいがよく合うのです。
ぜひ、こちらもチェックしてみてください。
中甘口ワインは無敵
日本人がワインペアリングを考えた時、じつは中甘口ワインのワインを1本食卓においておくと良いと考えられています。
ロゼワインやスパークリングワインもおすすめですが、飲む方の好みもありますし、そもそも合わないものも少なくありません。
その中で、中甘口ワインはおすすめです。
ごく稀に赤ワインの中甘口ワインもありますが、市場に出回っているものはほとんどが白ワインでしょう。
白ワインの中甘口とはいえ、品質の高いものは甘すぎず酸がしっかりと残っており、意外にさっぱりとした味わいです。では、日本酒について考えていきましょう。
日本酒は、辛口とはいえ甘さを感じさせるお酒であり、酸もしっかりと感じられます。
つまり、日本酒に近しい味わいで和食との相性が抜群なのです。
ぜひ、ワインペアリングに悩んだ時は中甘口の白ワインとのペアリングを検討してみてください。
必ず、良い結果をもたらしてくれるはずです。