じつは健康効果が高い!?白ワインの秘密とは?

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ワインに健康効果を求める際、多くの方が赤ワインを選択しています。

古く、フレンチパラドックスと呼ばれる効果があることで話題となりましたが、それが赤ワインに含まれているポリフェノールが関連していると示唆されたからです。

しかし、その一方で白ワインの健康効果はあまり注目されておらず、それどころか甘くて太るといったイメージまで与えているようです。

本記事では、白ワインの健康効果について考えたいと思います。

ポリフェノールは赤ワインが圧倒的

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赤ワインに多く含まれているポリフェノールですが、実は白ワインにも多少は含まれています。

ポリフェノール自体、幅広い種類が存在しており赤ワインに含まれているポリフェノールはとくに抗酸化作用があるということで人気を博しているようです。

そもそも赤ワインにポリフェノールが多い理由として、その搾汁方法が関連しています。

ブドウは自らを守るために果皮を中心にポリフェノールを多量に有しており、赤ワインは果皮と種子、果汁を一緒に醸すことからポリフェノール量がたっぷりと含まれているのです。

一方の白ワインは、果皮と種子を取り除いて醸されるため圧倒的にポリフェノールは赤ワインと比較して少なくなります。

主に種類は違うものの樽からもポリフェノールが溶出されることから、樽熟成を一般的に避ける白ワインはより赤ワインより少ないフェノール量となります。

ちなみに、この理屈から言えばロゼワインも作り方によっては白ワインレベルのフェノール量となることになるでしょう。

知られざる白ワインの力

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上記のようなかたちでポリフェノールだけに注目すれば、たしかに白ワインに健康効果がほとんどないような気分になるでしょう。

しかし、一方で白ワインに含まれているポリフェノールは、赤ワインのそれとは性質が違うと言われています。

上記でお伝えした赤ワインのポリフェノールですが、主に縮合型ポリフェノールと呼ばれるもので、分子量が大きく吸収されにくいと考えられています。

熟成を経た赤ワインがまろやかになったり澱がたっぷりと出るのは、ポリフェノールの分子量が小さくなるからです。

一方、白ワインであっても多少ポリフェノールが含まれており、上記のポリフェノールと比較すると分子量の小さなものなので体に吸収されやすいと考えられています。

ちなみに、ブルゴーニュのシャルドネなどは樽熟成を経たものが多く、そこからまた分子量の小さなポリフェノールが溶出されていることから、より健康には良いと考えることができるのです。

また、白ワインには強い殺菌作用があることなども関係し、意外に健康効果が高く話題となっています。

ワインで健康といったイメージは、じつは赤ワイン一択ではないことを覚えておきましょう。

カロリーも低い

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冒頭でお伝えしたように、白ワインは甘いからカロリーが高いといったイメージを持つ方も少なくありません。

いくら健康に良いとはいえ、カロリーが高いとなれば避けたくなるのが人間心理でしょう。しかし、本当にそうなのでしょうか。

そもそも、ワインに慣れていない方は白ワインは甘口と考えているようですが、もはや白ワインのほとんどは辛口でつくられています。

アルコール発酵の時点で糖分を全て酵母が使い尽くした辛口ワインは、赤ワイン・白ワイン・ロゼワイン関係なく、ほとんどカロリーは一緒です。

たしかに甘口ワインは糖分を多く残しているワインなのでカロリーが高くなりますが、少量ずつ飲むものですので心配ないでしょう。

白ワインはあまり健康効果がないと考えている方は、あらためてその印象を変化させることをおすすめします。