ワイン会の後にもアクセス可能!?都市型ワイナリーとは?
日本ワインが人気を博している今、さらに身近なワイナリーということで「都市型ワイナリー(アーバンワイナリー)」と呼ばれるところが増加中です。
国内ワイナリーとはいえ、そのほとんどが地方の僻地にあることから、アクセスは簡単ではありません。
一方、都市型ワイナリーは街中に存在するワイナリーであり、仕事帰りや休日はもちろん、近所にあるといった方もいるでしょう。
ここでは、近頃話題の都市型ワイナリーの魅力についてお伝えします。
都市型ワイナリーについて
都市型ワイナリーについて明確な定義はありませんが、一般的に都市部(例えば駅前や商店街の中、23区内など…)に位置する醸造所のことをいいます。
ワイナリーとは銘打っていますが、その場にブドウ畑などを有しているわけではなく(一部、小規模栽培している場所もある)、基本的に都市内でブドウを醸し、ワインを製造している醸造所がこう呼ばれています。
都市型ワイナリーの特徴
都市型ワイナリーの特徴はいくつかあります。
まず、シンプルにアクセスがよいところです。例えば東京23区内や関西の大都市に位置するワイナリーの場合、駅から歩いてすぐアクセスできたり、買い物の途中に立ち寄れるなど、“日常”にワインがあるといった雰囲気を醸し出しています。
さらに、都市型ワイナリーの特徴として、すぐにその場で醸造したワインを飲むことができるため、“ワイン生産者しか楽しめないフレッシュなワイン”を手軽に飲むことができるところも特徴でしょう。
そもそも、ワイナリーによっては醸造所を見ることが難しい場所もあるなど、ワイン好きにとっても未知の風景。そんな風景を手軽に都市で散歩中に見られるところが、都市型ワイナリーの魅力でしょう。
都市型ワイナリーがほかワイナリーと違うところ
都市型ワイナリーがほか一般的なワイナリーと違うところは、“ドメーヌスタイル”ではない場所がほとんどといった部分です。
ドメーヌとは、自らブドウを栽培し、それを原料にワインを仕込むスタイルの生産者。
一方、都市型ワイナリーはブドウ畑を近くに持たなかったり、基本的に買いブドウで生産するため“醸造メイン”のワイナリーがほとんどです。
味わいに明確な個性が打ち出しにくい反面、さまざまなスタイルのワインを生み出すことができ、バラエティに富んだワインを販売することができます。
また、一般的なワイナリーはレストランを併設することが多いですが、都市型ワイナリーはそれが可能なだけでなく、街中のショッピングモールなどに出店できるところに違いがあります。
例えば、渋谷ワイナリーなどは渋谷のど真ん中にある巨大ショッピングモール内にあったり、島之内フジマル 醸造所、深川ワイナリー東京なども、都市でできたてのワインをそのままレストランで提供するといったユニークなサービスを展開しています。
より身近にワインを感じることができる場所として、今後も都市型ワイナリーが人気を博していくことでしょう。
都市型ワイナリーに行ってみよう
例えば、一般的にワイン会が開催されるのは都市部です。
日中、ワイン好きが集まってワイン談義に花を咲かせた後、こういった都市型ワイナリーであればすぐにアクセスでき、さらに気分が盛り上がります。また、これらに併設したレストランで二次会を開催すれば、よりフレッシュなワインも楽しめるでしょう。
ワイン会から都市型ワイナリーに行くといった、ワイン漬けの1日を遅れるところも都市型ワイナリーの魅力といえます。