ピエモンテ州はワイン会で使えるワイン産地!
誰もが認めるワインの一大産地、イタリア。
その中でもとくに高級ワインを生み出す産地として人気なのが、ピエモンテ州です。
バローロ、バルバレスコといった高級ワインがとくに有名ですが、それ以外にも知るべきお値打ちワインがたくさんあります。
ここでは、ワイン会でホストをする際にも役立つ、ピエモンテ州のお値打ちワインについて紹介していきましょう。
ネッビオーロだけではない!
ピエモンテン州で生産されている最高峰のバローロ、バルバレスコ。これらは、ネッビオーロという土着品種で造られています。
そのためネッビオーロは高級品種として認識されており、どうしても価格が高くなってしまいます。
しかし、ピエモンテ州にはいくつか土着品種が存在しており、ネッビオーロに引けを取らない魅力的な品種であると近年注目されているのです。
もちろん、価格も手に取りやすいものなので日常使いにおすすめ。ここでは、ネッビオーロではないお値打ちな品種とワインを紹介していきましょう。
バルベラ
ピエモンテ州で愛されているブドウ品種のひとつが、バルベラです。
黒ブドウの一種で、果実味が豊かでしっかりとした酸があるところが特徴です。
ここで酸とタンニンが強いと普段使いに厳しいワインとなってしまうものの、タンニン自体はとてもソフトで飲みやすいため爽やかな印象に。
さらに、果実味の豊かさと酸の強さから新樽との相性が良く、樽熟成されたバルベラはワイン通にも一目置かれる存在となっています。樽のヴァニラのニュアンスと果実味、そして飲みやすいシルキーなタンニン。
後味は爽やかな酸が残るので、とても心地の良いワインといえるでしょう。
ドルチェット
ピエモンテ州の現地でも愛されている、魅力的な黒ブドウ品種のひとつがドルチェットです。
ドルチェットは、バルベラと同様に果実味が豊かである一方、しっかりとしたタンニンを持っている黒ブドウ品種として知られています。その分、酸は穏やかなのでしっかりとた食事に合わせやすい印象です。
バルベラと比較してボリューム感のあるワインが仕上がりやすく、フルボディタイプのしっかりとしたワインがお好きな方にはおすすめではないでしょうか。
ピエモンテ州の白ワイン
ピエモンテ州は赤ワインの印象が強いですが、じつは白ワインも数多く生産されています。
とくに人気なのは、ロエロ・アルネイスやガヴィなどです。
ロエロ・アルネイスは、爽やかなニュアンスがある一方、果実味が豊かで丸みのあるワインなので冷やして飲むとその真価が味わえる魅力的な1本。
カジュアルな価格でありながら満足度が高く、幅広い料理と合わせやすいところも魅力のひとつとされています。
一方、ガヴィは比較的ミネラル感の強い白ワインとなっており、魚介類との相性が抜群。
骨格と塩味のある風味が特徴的で、こちらも冷やして爽やかな味わいで楽しめる1本です。
ちなみに、ピエモンテ州にはワインモスカード・ダスティと呼ばれる甘口ワインがあります。
甘過ぎない中甘口のワインなので、デザートワインとしてだけでなく、フォアグラなどのこってりした料理と合わせることもできるでしょう。
地元の味も紹介すると喜ばれる
ピエモンテ州をテーマにしたワイン会を開催したい。
そう考えている方であれば、前述したワインを提供するのがおすすめです。
もちろん、そこにバローロやバルバレスコを特別な1本として出すと企画的には盛り上がるでしょう。
しかし、一方で用意するフードにもこだわりたいところ。
ピエモンテ州はグルメの産地であり、あの白トリュフやポルチーニ茸などで有名。