ペアリングが難しい?郷土料理からヒントを得よう!

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ワインに合う料理を作ってみたい。

そう考えているものの、どうしても思いつくものがなく、定番の惣菜を購入して終わりといった方が多いかもしれません。

ワインと料理のペアリングについて数多くレシピが書籍・ネット上、SNSに挙げられていますが、どれもピンとこなかったり難しすぎるなど、どうしても実践する気分にならないといったケースも多いようです。

そんな時、おすすめは購入したワインの産地から、郷土料理や食材を調べてみるといった方法になります。

よりワインを楽しめる上に、現地のペアリングを楽しめるおすすめのテクニックです。

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ワインと郷土料理

ワインと料理を合わせるための方法には、さまざまなものがあります。

肉には赤、魚には白といった漠然とした組み合わせから、香りで合わせる、テクスチャーで合わせる、強度で合わせる、五味で合わせるなどプロフェッショナルなテクニックなども存在しているためどれをチョイスすべきか悩んでしまうでしょう。

さて、そんなワインと料理のペアリングテクニックのひとつに、“郷土料理と合わせる”といったテクニックが存在しています。

ヨーロッパのように古い時代からワインが飲まれていた地域の場合、ワインに合わせるための郷土料理が数多く開発されてきました。

逆に、もともとある郷土料理や食材に合わせるためのワインがつくられてきた歴史があるなど、“ワイン×料理”がセットになった状態で歴史が紡がれてきたと言えるでしょう。

“関係ないと思う”と難色を示すプロもいますが、ある程度は参考になりますし、歴史あるワイン産地のワインであれば郷土料理をベースにしたペアリングもオツなものです。

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購入したワインの産地を調べる

ワインを購入した際、その産地について調べてみましょう。

とくにフランスやイタリア、スペイン、ドイツといったワイン伝統国のワインを購入した場合、その産地の郷土料理や名産品を調べてみるとペアリングに役立つ可能性があります。

例えば、イタリアであれば豆を煮込んだ料理やパスタ料理、またラム肉をその地方らしく焼いたものなどが出てくるかもしれません。

そして、そのワインを検索することで地元のペアリングが出てくるため、そのレシピから参考にした料理を作ってみると良いのではないでしょうか。

おそらく、その土地に旅行に行ってレストランで食事をし、購入したワインに近しい銘柄を選べば、それら郷土料理がおすすめされるかもしれません。

まさに、ワインひとつで世界旅行ができてしまうわけです。

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ペアリングの幅が簡単に広がる

郷土料理なんて難しい、明らかにハードルが高いと思われる方も多いでしょう。

大切なポイントは、郷土料理をそのまま再現するのではなく、近しいものを作るといったところになります。

また、そのワインに合わせるためのポイントを掴み、それを別の料理に応用するといった部分もポイントになるでしょう。

例えば、イタリアのピエモンテ州のネッビオーロの場合、トリュフ料理やジビエとのペアリングがよく提案されています。

そのため、トリュフ塩を豚肉に軽くかけてみるなど、少しの工夫で現地のペアリングを再現できるわけです。

香りやテクスチャー、鮮度など難しいポイントからペアリングを導き出すのはプロのテクニックであることから、気軽に郷土料理からヒントを得てみるといったアプローチが功を奏すのではないでしょうか。