知っておくとおしゃれ!フレーバードワインとは?
ワインというと、一般的辛口ワインを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、ワインには数多くの種類が存在しており、その中のひとつに「フレーバードワイン」と呼ばれるものもあります。
ワイン会でも、稀にフレーバードワインが振る舞われることが多いため、基本的な知識を身につけておくだけでも違うでしょう。
本記事では、知っておきたいフレーバードワインの基本をお伝えしていきます。
フレーバードワインについて
フレーバードワインとは、その名の通り香りづけされているワインのことです。
基本的にワインはブドウを原料にしており、果実や花、スパイスをはじめ、数多くの香りをもちます。
しかし、長い人類の歴史の中でワインを長持ちさせたり、薬用目的などのためにフレーバードワインが誕生しました。
フレーバードワインの定義としては、ハーブ(薬草・香草)やスパイス、果物をはじめ、蒸留酒などをブレンドしたワインのことで、簡単にいえば、「香味付けされたワイン」と考えるとわかりやすいでしょう。
その歴史も古く、すでに1500年頃にはドイツでヴェルモットが造られていたともいわれているほどです。
普段、フレーバードワインに馴染みの少ない日本人ですが、長期保存が効くほか、一般的なワインとは違う楽しみも味わえるなど、知っておくと大変人生が豊になるワインといえるのではないでしょうか。
知っておきたいフレーバードワイン
フレーバードワインと一口にいっても、その種類はさまざまです。
そのため、どれを選ぶべきか不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは知っておきたいフレーバードワインをいくつか紹介していきましょう。まずは、先ほどお伝えしたヴェルモットです。
ヴェルモットは、白ワインをベースにしたもので、薬草やスパイスを使用しています。
チンザノといったメーカーを耳にしたことがあるかもしれませんが、特にチンザノのヴェルモットは有名です。
ヴェルモットには、大きく分けて「ドライ・ベルモット」と「スイート・ベルモット」があり、カクテルのベースとしてもよく利用されています。
味わいの良さはもちろん、独創的な風味は大人の味と言っても過言ではないでしょう。
次に、グリューヴァインも身近なフレーバードワインです。
フレーバードワインの定義から、果実やスパイスで漬込むといったことなので、シナモン、クローブなどの香辛料、オレンジピールを使ったグリューヴァインも、そのひとつに数えられるでしょう。
要するに、グリューヴァインはホットワインのことであり、真冬のクリスマス時期には日本でもよく飲まれます。
ちなみに、グリューヴァインのほかに果実などを漬込んだワイン、「サングリア」も、フレーバードワインのひとつです。
ワインのアレンジはおしゃれ
ほか、フレーバードワインにはデュボネ、キールんなど、薬草や根のエキスをワインに加えるアペリティフ・ワインも有名です。
すでに完成したフレーバードワインも多く売られており、じつはワインショップなどに行くとさりげなくそのコーナーがあるため、1本ずつ試してみるのも面白いかもしれません。
さて、フレーバードワインの特徴は、ワインをアレンジしているところです。たしかに、生産者が命をかけて造り上げたワインに手を加えることを嫌う人もいるでしょう。
しかし、カジュアルなワインや余ってしまったワインを無理に飲んだり、捨てる方がよっぽど失礼です。
逆に、フレーバードワインを造れたり、ワインをアレンジするレシピを持っている人は大変おしゃれですし、エコ。
ぜひ、ワインといった型にハマり過ぎず、自由な発想で対峙してみてはいかがでしょうか。