食事を決めた上でワインを選ぶ!日常がより豊かに!
ワインを選ぶ上で大切になってくるのは、まずは生産国やブドウ品種です。
さらにマニアックな方であればヴィンテージからセパージュ、AOCやDOCなどの原産地呼称、銘柄と生産者といったかたちでこだわることでしょう。
しかし、ワイン好きとすれば基本中の基本ですが、日常的にワインを選ぶ上で大切なことは、食事からワインを選ぶといった選択です。
その理由、また探し方などを解説していきましょう。
何を楽しむのか考える
ワインを選ぶ際、その基準は人によって大きく違うはずです。
ワインそのものを楽しむ時は、産地や銘柄、品種などから選ぶべきでしょう。
ただし、日常的にワインを楽しみたいとなった際、ワインから選んでしまうと楽しみの幅を狭めてしまう恐れがあります。
例えば、その日の朝に魚介類を使用した何らかの食事を楽しみたいと考えたとしましょう。
しかし、仕事が終わった夕方にワインを探している中で、スペインのお値打ちガルナッチャの赤ワインを見つけたとします。
もちろん、それはそれで良い楽しみ方や出会いですが、一方で魚介類を合わせるとなった際、かなり調理法と食材が限定されてしまうでしょう。
ワインの楽しみは食事を楽しく食べるため、またワインがあることで食卓がとても華やかで楽しいものになることが目的です。
恋人や家族が期待していた食事が、急にワインのおかげで変更になれば、不満を感じてしまうシチュエーションも出てくるかもしれません。
食事から考えてみる
ワイン通とワインを楽しむのであれば、ワインありきで食事を考えても楽しいでしょう。
ただし、ビールを飲むように気軽な毎日の食事に合わせてワインを合わせるのであれば、食事を入り口にしたかたちで選んだ方が生活が豊かなになるでしょう。選び方としては、まずどんな食材にするか考えます。
魚、肉、野菜でどんなものを利用するかによってその日の献立が大きく変化するはずです。そして、次に味付けです。
洋風にするのか和風にするのか、はたまたエスニックなニュアンスにしてみるのか、そういった部分も検討した上で料理を考えてみてください。
結果的に、魚介たっぷりの八宝菜になったとします。
すると、選ぶワインは少し甘さのある白ワインで、冷やして美味しいものが良いかもしれません。
香りもある程度、華やかだといいですね。ドイツのケルナーも良いですし、やや甘口タイプの日本ワインも面白いでしょう。
食事からワインを選ぶだけで、ワイン選びがぐっと楽しくなることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
難しく考えずに済む
ワインに詳しい方、またさほど詳しくない方であっても、ワイン選びはどちらにせよ難しい問題です。
とくに知識がある方は、あれも良い、これも面白い、いやこれはダメだなど、ワインショップの中を何十分もうろついた経験を持っているのではないでしょうか。
何ら問題ない行動ですが、これが日常になるとかなり無駄な時間を過ごすことになります。
また、ワインから入るといつも似たような味わいのワインを選んでしまうことから、意外に幅広いスタイルのワインと出会うことができなくなるのも問題でしょう。
そこでおすすめなのが、食事からワインを楽しむといったスタイルなのです。
食事からワインを選べば、自分の好み云々に料理とのペアリングが基本となってくるため、結果的に難しく考えることなくワインを選べます。
ワイン選びに少し面倒さを感じている方であれば、なおさら食事を入り口にワイン選びをしてみてはいかがでしょうか。