シャンパーニュでワイン会をするならこれ!メゾンの違いで飲ませよう!

シャンパーニュ1

シャンパーニュ好きな方は多いでしょう。

そして、ワイン会でシャンパーニュが出てくれば多くの方がその1杯を求めて列をなすはずです。

さて、そんなシャンパーニュですが、じつはさまざまなメゾンが存在しており、それぞれ個性が違います。

ただし、ワイン初心者ではなかなか味わいではわかりにくいといった側面もあるでしょう。

そんな時、役に立つのがメゾンの方向性です。本記事では、シャンパーニュでワイン会を開催する際に役立つ情報をお伝えします。

シャンパーニュ2

味わいの違いはわかりにくい?

シャンパーニュをこよなく愛しているとか、数多くのワインをしっかりと飲み比べできるといった方は良いでしょう。

しかし、一方でワイン初心者や冒頭でお伝えしたように、“シャンパーニュであればなんか高級で美味しいはず”といった方は、細かな味わいの違いがわかりません。

例えば、10年熟成されたものとノンヴィンテージで早く出荷されたものであれば違いがわかるかもしれませんが、ブラン・ブラン・ブランとブラン・ド・ノワールの違いとなると難しいでしょう。

また、アッサンブラージュの比率でピノ・ノワールが10%多いものとそうでないものを飲み分けできる方はほとんどいないはずです。

そのため、ワイン会を開催する場合は違った味わいのものを集めるより、そのメゾンの背景で集めた方が理解してもらいやすくなります。

シャンパーニュ3

メゾンの方向性とは?

同じシャンパーニュを造るメゾンであっても、その方向性が違います。

例えば、数十年以上家族経営によって運営されてきたシャンパーニュメゾンの場合、一貫した伝統的な味わいを楽しむことができるかもしれません。

一方、大手メゾンで販売数量を求めているような場所は、その時々の流行りの味わいをシャンパーニュに詰め込みます。

もちろん、どちらが良くてどちらが悪いかといった話ではありませんが、同じシャンパーニュであってもこういった揃え方をすると飲み手が味わいの違いを理解しやすいといえるでしょう。

また、自社畑でこだわってブドウ栽培をしているところや、買いブドウをメインにしているところ、最低熟成年数が5年以上のところ、オーガニック栽培にこだわる、清澄をほとんどしない。

シャンパーニュメゾンによってシャンパーニュへの哲学に違いがあるため、それらを比較しながら楽しんでもらうとより参加する客が楽しめるのではないでしょうか。

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頭で飲んでいる

シャンパーニュをはじめ、ワインは頭で飲んでいる方が多い傾向です。

頭で飲んでいるというとわかりにくいですが、要するに“情報”で飲んでいるということです。

例えば、上記でお伝えしたようにオーガニックにこだわる生産者と、最新鋭の設備を導入した上で選別して機械的に製造している生産者がいれば、その味わいの感じ方は違います。

どちらが優れているということはありませんが、“有機”といった言葉が魅力に感じている方であればオーガニックを選びますし、後者の価格が特別手に届きやすいのであればコスパを選びそちらを選ぶ方もいます。

それが、全く同じ味わいだったとしても、飲み手は情報によってその味わいの感じ方が大きく変わってくるのと一緒なのです。

仮に、ワイン会でシャンパーニュを5本用意するのであれば、まずそれらを全て個性の違うメゾンにすると面白いでしょう。

同じメゾンの5本を用意するよりも、参加者は数多くのシャンパーニュを楽しめたと思い満足度が高まるのです。

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まとめ

シャンパーニュをワイン会で利用する際、大切なことは味わいの違いというよりは、そのメゾンの背景にあるストーリーで飲ませるということです。

ぜひ、ホストとしてワイン会を開催したい方は参考にしてみてください。