ワイン会で一目置かれる存在に!ワインの香りの取り方の基本とは?
ワイン会に参加する際、テイスティングにおける「香りの取り方」をマスターしている一目置かれます。逆にワイン会で間違った香りの取り方をしてしまった場合、あなたの株を下げてしまう可能性があるでしょう。
ここでは、ワイン会で一目置かれるワインの香りの取り方の基本についてお伝えしていきたいと思います。
覚えておくべき作法
ワイン会では、ワインは正しいワイングラスに注がれて提供されます。
そしてワインを楽しむために集まった人たちは、そのワインを主役に意見交換し合うことでしょう。
さて、そんな時に提供されるワインの香りを取り、それについて語り合うシチュエーションはワイン会でよく見られる光景です。ワインに詳しい方であればいきなりワインを飲むことはせず、必ずワインを香りから楽しみます。
そのためワイン会に参加する以上、この作法を無視すると、“ワインがわかっていない人”と思われてしまうでしょう。
逆にこのワインの香りの取り方さえマスターすれば、あとはワインを楽しむだけ。では、その方法についてお伝えしていきましょう。
まずはそのまま香りを取る
ワインが目の前に運ばれてきたら、まずそのワイングラスをゆっくりと鼻に近づけで香りを取りましょう。
長時間する必要はなく、2から3秒程度が決まりです。あまり長時間同じ香りを嗅いでいると鼻腔がマヒしてしまうことから、正しい香りを取ることができません。
最初に嗅ぎ取る香りをワインでは、「第一香」といいますが、これはもっとも揮発性が高い(そのワインが持っている香りの最大の特徴)香りです。
ブルーベリーやライチ、リンゴ、レモンなどそういったブドウ品種由来のわかりやすい香りがここで取れるので、それらの香りをコメントしておくと間違いないでしょう。
スワリングして第二香を取る
次にワイングラスを軽く回転させ、第二香を取ります。
ワインをぐるぐる回す行為を見たことが有ると思いますが、これは「スワリング」と呼ばれるワイン用語です。ワインの液体を酸素と反応させることにより、隠れていた香りを嗅ぎ取るためおこわれます。
スモーキーさやスパイシーさ、肉、熟れた果実など少しまで違った香りを感じることができるでしょう。ちなみに注意点として、スワリングは2、3回程度の回転数で止めておくこと。回し過ぎると香りが飛んでしまいワインの良さが失われます。
さらに、強く回転させたり、ワイン会に参加している方に向けて回すとワインが飛び散り大変なことになります。
自分側に軽く2、3回のスワリング。これができるだけでも、ワイン会でスマートな印象を与えることができるでしょう。
語彙のレパートリーを覚えておくとオシャレ
ワインの香りの取り方が完璧であっても、そのワインの香りを表現できなければ意味がありません。
なかなかワインの香りを表現するのは難しいですが、「ワインのアロマホイール」などを見たりして語彙集を増やしておくとワイン会で一目置かれます。まず第一香では、フルーツや花、ハーブなどの香りが取れるためそれらに当てはまる語彙で表現しましょう。
次に、第二香ではその発酵由来の樽の香りや肉、スパイス、熟したジャムのような香りが感じ取れるはずです。
難しく考えず、この二つのパターンを覚えておけばワイン会で提供されるワインの評価ができ、そのワインを用意したホストやゲストからの評価も高まります。少し難しいイメージですが、練習すればすぐにできるようになるので挑戦してみましょう。
香りを取ることはワインの基本
ワイン会には、さまざまな方が集まります。
ワインの香りを取れることでワイン通にも一目置かれますし、逆に初心者からは憧れの存在としてうつることでしょう。