ライバルに差をつけろ!シャンパーニュには品質の違いがある!

シャンパーニュ①

世界最高峰のスパークリングワイン産地といえば、シャンパーニュ。通称、“シャンパン”として日本にも多くのファンがいる高級スパークリングワインを生み出します。

さて、そんなシャンパーニュなのですが、シャンパーニュだから全てが高級…といったわけではなく、じつはその中にも格付け的なものが存在しています。

ここでは、ワイン会でも使えるシャンパーニュの格付けや味わいの違いなどについて解説していきましょう。

シャンパーニュは場所で変わる

シャンパーニュ②

まず、シャンパーニュの格付けを知る上で覚えておきたいのが、“シャンパーニュにおけるブドウが収穫できる産地”です。

シャンパーニュは、フランスの北部に位置している地方で、フランスにおけるワイン造りの最北端といわれています。

そのシャンパーニュのブドウ産地は大きく分けて、マヌル県、オーブ県、オート・マヌル県。さらにエーヌ県、アルデンヌ県といった形で5つの県にまたがっています。

さらに、中でもモンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブラン、コート・デ・バール、ヴァレ・ド・ラ・マルヌがといった地区が優れたブドウ産地として有名。そして、ここからが今回のポイントです。

ブドウ別に優れた産地がある

シャンパーニュ③

まず、前述した4つの地区ですが、シャンパーニュに利用されている代表品種ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ全ての品種が優れてるわけではありません。

例えば、コート・デ・ブランは最高品質のシャルドネを生み出すことで知られており、その価格はかなり高級です。

一方、モンターニュ・ド・ランスでは優れたピノ・ノワールが栽培され、ヴァレ・ド・ラ・マルヌではムニエで優れたものが生み出されているtぽいわれています。

同じシャンパーニュであっても、どこのどんなブドウをどれだけ使っているか。これで、その品質が大きく変わってくることを覚えておかなければならないのです。

1級と特級がある

シャンパーニュ④

それぞれの地区で収穫されたブドウで味わいが変わってくる。そうお伝えしましたが、シャンパーニュではまだまだその品質に差異をつけています。それは、1級と特級といった格付けです。

シャンパーニュでは、1級を「プルミエ・クリュ」、特級を「グラン・クリュ」と呼び、そこのブドウを何パーセント使用しているかでワインラベルに記載する文言が変わってきます。

もともと天候が不安定だったシャンパーニュでは、その村ごとに80から100%の格付けをおこなって価格を決めるといった伝統があります。

今でもグラン・クリュに認められている村、プルミエ・クリュに認められている村は変わりなく、17のグラン・クリュと42のプルミエ・クリュに認定されています。

つまり、同じシャンパーニュであってもとくに格付けのない村のブドウを使用しているもの。

一方、有名地区のグラン・クリュブドウを100%使用しているシャンパーニュでは、その価格も出来映えも全く別ものになる…ということなのです。

高級シャンパーニュの味わいは?

シャンパーニュ⑤

では、そういったグラン・クリュやプルミエ・クリュといったブドウを贅沢に使用しているシャンパーニュは、どういった味わいなのでしょうか。

そもそも、優れた産地で収穫されるブドウを使用したシャンパーニュは、一般的なシャンパーニュより長く熟成させられていることがあります。

シャンパーニュは、ノンミレジムと呼ばれるヴィンテージをつけないものは最低15ヶ月の熟成が義務づけられていますが、それでもグラン・クリュのブドウで造られるシャンパーニュの場合、3年以上熟成させて出荷されるものが少なくありません。

そのため味わいはより複雑性をおび、香りも豊潤で余韻も長い最高品質のシャンパーニュが生み出されているわけです。

格付けにこだわって飲む

シャンパーニュ⑥

シャンパーニュであれば何でもいい。

ワイン初心者であればいいかもしれませんが、泡好きを公言するのであれば格付けにこだわってシャンパーニュを選ぶべきです。

ぜひ、周囲との差をつける意味でも格付けにこだわってシャンパーニュを選んでみてください。