甲州ワインとはそもそもどんなワイン?楽しみ方も解説!

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日本ワインを語る上で必ず出てくるワインが、甲州ワインです。

なんとなく「甲州ワイン」と耳にしたことがあるワインファンも多いかもしれませんが、そもそも甲州ワインとはどんなワインなのでしょうか。

ここでは、甲州ワインの基本情報や甲州ワインのおすすめの飲み方について解説していきます。

ぜひ、参考にしてみてください。

甲州ワインってそもそも何?

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甲州ワインは美味しい。10年以上前から、そんな話を聞いたことがあるといった方も多いでしょう。

その期間に日本ワインがブームとなり、今や甲州ワインといった呼び方をする方も少なくなってきているといいます。

しかし、甲州ワインは間違いなく通用する用語であり、今もなお甲州ワインといった形で店舗で売り出しているところも少なくありません。甲州ワインというと、「山梨県のワイン」といったイメージを持つ方もいるでしょう。

たしかに、山梨は「甲州」と呼ばれていた時期があることから、山梨県産ワイン=甲州といった図式はなりたちます。

しかし、甲州ワインに甲州は「甲州ブドウ」の名前であり、いわゆる甲州ブドウで造られているワインが甲州ワインと呼ばれているのです。

マスカット・ベーリーAやデラウェアなど、そういったワインは山梨ワインではありますが、甲州ワインとは少し違うといった部分を理解しておきましょう。

甲州ブドウとは?

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甲州ワインの原料となる甲州ブドウ。

近年の研究の結果、カスピ海生まれのワイン用ブドウが中国などを経由して山梨に入ってきたといったことがわかりました。

いろいろな変異を経たことで、今は日本固有のブドウ品種として認識されています。

古くから山梨県は甲州を栽培しており、その規模も多いことから今や日本で生産される9割が同県で生産されています。

山梨県以外でも甲州は栽培されていますが、その数やそこから造られるワインの数量を見る限り、甲州ワインは山梨県のワインと思われても不思議はないでしょう。

さて、この甲州ブドウはグリ系ブドウと呼ばれる白ブドウです。グリとは灰色のことで、果皮が厚くややふじ紫色をしているところが特徴です。

以前は醸造技術やワイン用に栽培されていないことから、みずっぽくアルコール度数が低いといわれていました。

しかし、近年の品質向上は目覚ましく、柑橘系やリンゴのコンポート、白い花など華やかでフルーティーな要素を持つ甲州ワインが増加しています。

また、個性が繊細なので樽熟成が可能であったり、果皮が厚いことからオレンジワインなども生産できるなど、多種多様なスタイルのワインが生み出されているところが特徴といえるのではないでしょうか。

甲州ワインの楽しみ方

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甲州ワインは、全体的に繊細な味わいです。香りはどことなく柑橘や白い花を感じ、口当たりはやわらかく、ほど宵酸味と苦味を呈します。

単体で飲んでも美味しいのですが、この繊細さを活かすために料理と合わせて飲んでみることをおすすめします。甲州ワインは、その個性が優しいことから和食との相性が抜群です。

とくに和柑橘を絞ったら美味しくなるような食事とよく合うため、うなぎの白焼きや白身魚の寿司、たこやイカ、貝類などの料理とよく合うことでしられています。

また、うにやいくら、数の子といった海外産ワインだとペアリングが難しいものでも合わせやすい傾向です。

ちなみに、本場山梨県の一部では甲州を湯のみ茶碗で飲んでいるといったこともあります。

昔、ワイングラスなどが普及していなかった頃の名残であったり、クズブドウから造られていたため特別な飲み物でなかったことも関連しているかもしれません。

このように、ちょっと変わった飲み方も甲州ワインの魅力なのではないでしょうか。

甲州ワインを飲もう!

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甲州ワインは、ワイン初心者でも手を出しやすい魅力的なワインです。

ぜひ、難しいことを考えずに気楽な気持ちで楽しんでみてはいかがでしょうか。