今こそソーヴィニヨン・ブラン!その魅力を伝えます!

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ワインとの付き合いが長い方の多くは、あえて知られていない品種などを楽しまれることが多い傾向です。

普段、手に取らない品種から造られたワインを楽しむことは、経験や知識を広めるといった意味ではおすすめです。

とはいえ、やはり王道品種をあらためて知り、それを楽しむといった方法もいいでしょう。

ここでは、あらためて知っておきたいソーヴィニヨン・ブランの魅力を解説していきます。

なぜ今、ソーヴィニヨン・ブランなのか?

なぜ、今ソーヴィニヨン・ブランなのでしょうか。

ソーヴィニヨン・ブランは世界中で栽培されている品種であり、日本でも多く見かけます。

マニアックなワインショップはもちろんですが、コンビニやスーパーでも手に入るほどメジャーな品種であることから、あえてスルーしている方も多いでしょう。

しかし、ソーヴィニヨン・ブランがここまで人気である理由はシンプルです。

それは、「数多く存在するブドウ品種の中でも、特段優れている」からでしょう。あらためて、ソーヴィニヨン・ブランの魅力について語っていきます。

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多種多様な香りが楽しめる

ソーヴィニヨン・ブランのイメージといえば、爽やかで夏らしいといった印象かもしれません。

その理由としては、ソーヴィニヨン・ブランにはグレープフルーツなど柑橘の香りとハーブの香りがあり、冷やして飲むことが一般的だからと考えられます。

しかし、そう思って手にとったソーヴィニヨン・ブランが、かなり華やかなアロマに仕上げられていることも間々あるようです。

その理由は、ソーヴィニヨン・ブランに含まれている香気成分は、栽培される産地の状況、そして醸造法によって変わるからです。

例えば、冷涼な地域で栽培されているソーヴィニヨン・ブランはハーブやシャープな柑橘、花のニュアンスが強くなります。

一方、温暖な気候で栽培されたソーヴィニヨン・ブランの場合、トロピカルフルーツのような華やかな香りが強く、ハーブのニュアンスはやや穏やかな印象に仕上がるわけです。

また、あまりにもグレープフルーツの要素が強くなり過ぎると、猫のおしっこなどと表現されるような香りになるなど、同じソーヴィニヨン・ブランでも個性がだいぶ変わっていきます。

画一的な印象で終わらせるのではなく、幅広い味わいが楽しめるといった部分をチェックしてみてください。

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ブレンドも楽しめる

ソーヴィニヨン・ブランというと、100%使用といったイメージを持たれる方もいます。

たしかに、チリやカリフォルニア、オーストラリアなど、新世界と呼ばれるワイン産地のソーヴィニヨン・ブランにはこういったスタイルのソーヴィニヨン・ブランが少なくありません。

しかし、ソーヴィニヨン・ブランはブレンド用としても活用されることが多く、フランス・ボルドーでは100%のソーヴィニヨン・ブランはほとんど存在しないといっていいでしょう。

ソーヴィニヨン・ブランは、アロマや酸味など、そういった部分で非常にブレンドしやすい品種であることで有名です。

そのため、どのワインにどれだけの配分でソーヴィニヨン・ブランが含まれているのか、それを楽しむといった飲み方もできるわけです。

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辛口から甘口まで幅広い

ソーヴィニヨン・ブランは、上記でお伝えしたようにフレッシュ&フルーティーな印象を持つワインが多く造られています。

しかし、甘口ワインにもなれば、中甘口、さらに樽熟成されたものなど、さまざまなスタイルを造ることができる品種でもあるのです。

早飲みのソーヴィニヨン・ブランが多く市場に出回っていることから、画一的な印象となっていますが、じつは世界では熟成させたソーヴィニヨン・ブランが多い傾向です。ぜひ、そちらもお試しください。

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まとめ

王道品種であるソーヴィニヨン・ブランだけに、ここを避けてワイン探しをする方もいるでしょう。

しかし、想像以上にソーヴィニヨン・ブランの世界は広く、そして魅力的です。

ぜひ、次回ワインを購入する際はソーヴィニヨン・ブランをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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