評価点数や受賞歴でワインを選ぶ!どんな部分に注意する?

ワイン評価と受賞歴1

ワインを選ぶ上で、ワインガイドなどをチェックされる方もいるかもしれません。

しかし、ワイン愛好家というほどではないといった場合、お店で〇〇95点獲得!といったPOPをチェックした上で、優れたワインと思い手にする方がほとんどでしょう。

さて、このワイン評価について高得点であれば美味しいのか、95点と記載されていたが全てのガイドで同じ評価なのかなど、ワイン選びに役立つ評価基準についてを考えていきましょう。

心理的には惹かれる

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ワインを購入する際、相当詳しい方でない限りそのボトルの中の味わいを想像することはできません。

赤と白、ロゼといった具合であれば多少判断できるかもしれませんが、同じ赤ワインでヴィンテージも一緒、品種も一緒、ただ産地に違いがあるといった場合はその産地の特徴を理解していないと、傾向がわからず手に取るにも悩んでしまうでしょう。

そんな時、得点評価が記載されているか否かで購入する判断となります。

とくにワイン初心者の方であればあるほど、何も評価が記載されていないワインと比較して、〇〇コンクールでゴールドメダル獲得といったシールなどが貼られているものを選びたくなるのは当然です。

ただし、得点が掲載されていないワインはそのワインと比較して美味しくない、そういったわけではないでしょう。

ここが、難しい判断となります。

大抵は飲みやすいワイン?

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ワインコンクールと一口に言っても、世界中には膨大な数のコンクールが存在します。

近頃では、日本ワインも世界のワインコンクールで賞を獲得するなど、世界クオリティになってきたと言われるようになりました。

もちろん、日本国内にもワインコンクールが多く存在しており、輸入ワイン・日本ワイン問わず公平に判断され(と思われている)、それぞれが用意した評価基準などによって〇〇賞が受賞されています。

また、世界ではワインガイドといったかたちで著名なワインマガジンなどが得点をつけて数百本、数千本といったワインを掲載しているものもあるほど。

これらで高く評価されたワインは、そうでないワインと比較して間違いなく美味しいといった判断で見るのは自然の流れでしょう。

しかし、評価基準は各コンクールによって違うものの、大抵は飲みやすいと思われるワインが高く評価されているようです。

当然、テイスターにとって美味しくバランスが取れているものが点数が高く評価されますが、一方で個性的で魅力的なワインは人によって判断が変わるため、評価が難しいとされてしまい点数がつけられない恐れもあります。

誰もが無難に飲みやすい、まあ間違いはなさそうだ、そんなワインが高得点になる傾向ですので、“高く評価されているが、まあ普通だな”といったワインとの出会いが多くなるのです。

少人数性がおすすめ

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ワインの評価を気にして購入するのであれば、少人数でテイスティングされているワインガイドがおすすめです。

そのテイスターたちの方向性を理解することで、評価されているワインの方向性がわかりやすく、個性的なものにも出会えます。

中にが膨大な数のテイスターの点数を平均化しているものもありますが、一方で平均的なワインしか評価されず、テイスターの個性が生かされないため、“このワインは絶対に自分では発見できなかった!”というような代物に出会うのは難しくなります。

飲みやすいワインを探しているのであれば問題ありませんが、センセーショナルなワインとの出会いを求めている方は小規模でテイスティングして評価されたものを選ぶようにしましょう。