秋冬シーズンだから覚えたい!ボルドー&ブルゴーニュの基本!
秋冬シーズンは、ワインについて知りたくなる時期かもしれません。
ボージョレ・ヌーヴォーにはじまり、各国の新酒、クリスマスなどワインに触れる機会がかなり多くなるからです。
そんなわけでこの時期ワイン会に参加しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな方に覚えておいてほしいワインの基本のひとつ、ボルドーとブルゴーニュの基礎についてお伝えしていきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
ボルドーの左岸・右岸
ボルドーには、左岸と右岸と呼ばれる産地があります。
ボルドーワインというと、フルボディーの赤ワインといったイメージを抱く方が多いのですが、一口にフルボディといってもその幅が広いところが特徴でしょう。
まず、ボルドーの左岸について解説します。ボルドーの左岸とは、ジロンド川から見て左岸に位置している産地を指しています。
メドックやグラーブなどの地方であり、ポイヤックやマルゴー、サン・ジュリアン、ペサック・レオニャンなど、格付けシャトーが集合する世界でも人気の場所です。
砂礫系の土壌が中心といわれており、やや温暖であることから上質なカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫できることで知られています。
そのため、ボルドー左岸の中心はカベルネ・ソーヴィニヨンであり、メルローやカベルネ・フランなどは補助品種として利用されている傾向です。
一方、右岸はジロンド川を挟んだ右側の地域で、サンテミリオンやポムロールといった有名産地が広がります。
この産地は粘土質土壌が中心となっていることからメルローの品質が高く、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が低い傾向にあります。
中には、カベルネ・フランを中心にブレンドするシャトーもあるなど、より繊細な味わいを際立たせているようです。
あのシャトー・ペトリュスなどは右岸に位置するシャトーであり、左岸とはまた違った雰囲気のワインを楽しむことができるでしょう。
ブルゴーニュのピノ・シャルドネ
世界のワイン地図においてボルドーと共に2大産地と呼ばれているのが、ブルゴーニュです。
ブルゴーニュの特徴を捉える基礎としては、この産地はピノ・ノワール100%の赤ワイン、シャルドネ100%の白ワインが中心に造られているといったところがあります。
ピノ・ノワールはとても繊細な黒ブドウであり、ブルゴーニュのような石灰岩質で鉄分をふくみ、さらに水はけのよい土壌でないとうまく育ちません。
また、ブルゴーニュの高級ワイン産地であるグラン・クリュ畑は粘土質もほどよくブレンドされた特殊な土壌で、まさにピノ・ノワールのためにあるような場所といわれているほどです。
ちなみに、あのロマネ・コンティもブルゴーニュに位置しています。次に、シャルドネです。
シャルドネは世界で最も有名な白ブドウですが、中でもブルゴーニュ産は最高品質といわれています。
土壌など栽培環境を選ばないといわれているものの、ほどよく冷涼で石灰岩を中心とした水はけのよい土壌をとくに好むと考えられています。
また、ブルゴーニュのシャルドネの特徴は樽発酵や樽熟成をさせるところにあります。
独特な風味を生み出すことができるため、ある意味でブルゴーニュの造り手は樽の名手といってもよいでしょう。
ほか、ブルゴーニュの南部にはあのボージョレ・ヌーヴォーを生み出す、ボージョレが位置しています。
ボージョレでは、ガメイと呼ばれる品種が栽培されており、ヌーヴォーだけではないグラン・クリュレベルの高級ワインもあるのでチェックしてみましょう。
まとめ
ワインに触れる機会が増える時期だからこそ、できるだけワインの基礎的な知識を理解しておきたいところです。
ぜひ、本記事を参考にワインライフをより楽しんでみてはいかがでしょうか。