ワイン会でも参考になる!ワインと食のペアリングの方法!
ワインのペアリングに悩んでいる方は多いといわれています。
美味しいワインはそれ単体でも美味しいですが、“マリアージュ”という言葉があるように、食事との組み合わせこそが醍醐味です。
とくにワイン会を主催することになった時、ペアリングにこだわった組み合わせを提案することになるかもしれません。
ここでは、ワインと食事のペアリングの仕方の基本について紹介。
ぜひ、参考にしてみてください。
ワインの香りを合わせる
ワインと料理を合わせる際、比較的手軽に合わせられるのが、“香り”です。
ワインはその味わいはもちろん、“香り”が魅力といわれていますが、スパイスやハーブ、果実など食材に近しい香りを多く含んでいます。
例えば、ソーヴィニヨン・ブラン。ハーブや柑橘、パイナップといった要素を持っているため、こういったニュアンスのソースや味付けをしている料理との相性が比較的よくなります。
た、シラーなどは黒こしょうの要素を持つ香り成分が含まれていることから、ブラックペッパーをふんだんに使ったものなどもよいでしょう。
香りの要素と組み合わせることにより、難しいと思われていたペアリングも成功させることができるのです。
バランスで合わせる
ワインにはライトボディとかミディアムボディ、フルボディといったボディ感が存在しています。
料理とワインを合わせる際、このボディのバランスを考えて合わせてみるのもポイントです。
例えば、軽い白ワインであれば軽快なカルパッチョを合わせてみたり、野菜を中心としたお料理とのペアリングが合わせやすくなるでしょう。
また、ライトボディの赤ワインであれば、薄切りの肉料理だったりお野菜でも重た過ぎない煮込み料理との相性がよくなります。
一方、フルボディと呼ばれるワインを使う場合は料理のボリュームも重たいもの。簡単にいえば、フルボディのボルドーの熟成した赤ワインとサーロインステーキといったイメージです。
このパワーバランスを考えたながらペアリングを決めると、比較的合わせやすくなります。
味わいととテクスチャー
次は少々上級者のペアリングですが、ワインの味わいとテクスチャーといった側面を意識してペアリングを考えるのもよいでしょう。
例えば、うなぎをワインビネガーであしらった洋風のうなぎの蒲焼きの場合、香りの豊かさとふくよかさがワインに求められます。
こういった食事の場合、やはりふくよかな印象のメルローやシラーといった、まろやかな味わいとやわらかさをもつワインを合わせる相性がよくなる傾向にあります。
また、野性味と緊張感、筋肉質な印象の赤ワインを使うのであれば、しっかりと噛ませる子羊の肉を使った料理など、テクスチャーと味わいのバランスを見ながら合わせることができるでしょう。
近年、焼き餃子とスパークリングワインが定番化し始めていますが、この組み合わせは“テクスチャー”がかなり重要なペアリングとなります。
スパークリングワインは発泡しているためテクスチャーがはじける印象。
餃子も焼いているので食感がサクサクしたテクスチャーとなります。
もちろん味わいの面でもスパークリングワインの熟成によるパンのようなふくよかさと、小麦のニュアンスがマッチングしますし、じつは完璧なペアリングといっても過言ではないのです。
ワインが調味料といった発想
かなりユニークなペアリングですが、ワインを調味料といった形で合わせるペアリングもあります。
例えば、レモンを絞るような食事に柑橘のニュアンスがある白ワインを合わせるとか、ベリー系のソースに合うようなハード系のパンとそのニュアンスを持つ赤ワインを合わせるなどです。
食材をより美味しくするといった意味でのアクセントをワインが担うわけで、上級者ながらかなりおすすめのペアリング。
ぜひ、こちらも試してみてください。
ワインを知ることがペアリングの第一歩
郷土が一緒、昔から言われている。
そういったペアリングを試してきた方も多いかもしれませんが、近年そういったペアリング論から脱却しようといった動きを見せているソムリエもいます。
まず、本当に美味しいペアリングを探すためにはワインを知ることが第一歩です。